Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


ふきのとうを白和えにしてみました。



首都圏の桜は、もうかなり散っていましたが、
この辺りの市街地は、今が満開です。

そして、市街地から400mほど高い
私の家の周辺では、こぶしや木蓮が咲き始めました。
あと2週間もしない内に、桜も満開になると思います。
高地ゆえに、一気に春が訪れます。


ところが、当の私は、
花を愛でに行く余裕がありません。

先週、今年度の仕事が首都圏で始まったのですが、
例年の倍以上の参加者が押し寄せ、
この数に対抗するためには、
私もほとんどフルパワーで、
カメハメ波を打たなくてはならず、
仕事が終わった後は、憔悴しきっていました。

なのに、1時間半の内に別の会場へと移動し、
今度は別の芸を見せなくてはいけないという、
売れっ子芸人のような仕事の仕方になってしまいました。

でも、参加者が多くなっても、
急いで移動する必要があっても、
賃金は、同じ。不条理じゃ!


そうして息絶え絶えとなりながら、
なんとか先週末に、
首都圏の家から山麓の家へと帰ってきたのです。

その際、茗荷やタラの芽の根っこやら、
球根で咲く花やら、
梅やサクランボの苗木を運んできましたが、
でも、それらを植えている暇がない。

年度初めは、いつも申請手続きやら、
想定外の事態によって計画の修正を余儀なくされるのですが、
そういった雑務に追われてしまって、庭仕事ができない。
加えて、雨まで降っていたから、もうお手上げ。

そして今日、銀行への振込といった用事で、
麓の市街地へと出てみれば、
この地でも桜が満開になっていたことを
ようやく知る始末。

自宅に帰ってきてみれば、
工務店のおじさんが言っていたように、
そこかしこに、ふきのとうが顔を出しているではないですか。

小さなふきのとうですが、
ふきのとうはすぐに大きくなって、
苦みも増してしまうため、
早く食さねばなければいけません。

でも、どう料理する? 天ぷら?

天ぷらは面倒なので、
今日は、ふきのとうを茹でて、
豆腐の白和えにしてみました。
白だしで味を付けて、胡麻と桜エビを混ぜ込む。

そして、食してみれば、
ああ~、ふきのとうの苦みが和らいで、
これは美味しい。
色合いも、豆腐の白に、ふきのとうの緑、
ところどころに桜エビの紅が顔をのぞかしていて、
なんか雅な感じ、
これは料亭に出せそうです。

こういった季節を愛でる諸事がしたくて、
ここに移住したのですが、
明日は、また首都圏に出向かなくてはいけません。
なので、明日の午前中は、
苗木や球根を植えることを最優先にしたいと思います。

そして、夕方には首都圏に移動。

仕事場が交通費を出してくれることになったので、
自家用車ではなく、
領収書が出る公共交通機関での移動になりますが、
バスや電車で本を読みながら、
時折、美しい山々を眺めることができるのですから、
これはこれで結構ゼータクな移動手段だと言えます。

駅弁にビールも買っちゃおうかな?




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