【改装】菜の花の地平線
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- 2025/04/15 18:34:57
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春になると山村暮鳥の詩が思い出されてやまない。
「いちめんのなのはな
いちめんのなのはな」
繰り返されるその単調なリズムが頭の中で繰り返し繰り返し。
それは日本人のDNAに刻まれた原風景のひとつなのかもしれない。
そんな風景に出会ってみたい。
できれば暮らしてみたい。
そういった願望がこの部屋を作らせたのですが。
菜の花で全てを埋めること叶わず。
おのれ48アイテムの壁。
そして部屋アイテムにするともれなく付いて来る「鉢」が憎い。
仕方なしに家を建てて木を植えるはめに。
家は本当は茅葺にしたかった。無理。
アイテムを最小限で作らないといけなかったから。
本当の「いちめんのなのはな」は、またいつか。
後、全面夕焼けの壁とかも欲しいよ。
持ってなかったよ。
童謡の「おぼろ月」を歌いながら作ったら夕焼けにしたくなったのに。
地平線が見えるような、他には何もない壁が欲しい。
暮鳥の詩の通りにするならば昼の空でも良いのだけれど
一枚しか持ってなくて、他で使っているので。
プルメリアをもう一度再販してください……。
山村暮鳥の『風景~純銀モザイク』は青空文庫で読めます。
繰り返されるひらがな八文字が導くマジック。
凄まじい。
多分、教科書に載ってたか何かで記憶にあったのだと思う。
詩、それも日本人の詩はあんまり読んでこなかったから。
うん。
中二病発症全盛期には
リルケだゲーテだハイネだと忙しく。
それを越えたらポーに走ったよ。
「NO MORE」
何でかアナベル・リーの最初の方、暗唱できる謎。
ちなみに記憶に残るこの「いちめんのなのはな」は誰の作だと
検索して山村暮鳥に辿り着いたんですが。
ああ!「おーい雲よ」とか覚えがある!
となりまして。
で、検索を辿っていたら群馬県立土屋文明記念文学館に辿り着きました。
ごめんなさい。土屋文明って知らなかった。
そして実は群馬県に行ったことがない。
この文学館の裏にこの詩の碑があって、近くに菜の花畑があるそうです。
しかしアクセスが車のない私に厳しすぎる。
もっと近くに気楽に行ける菜の花畑はないものか。
調べました。
遅すぎました。
交通アクセス的にもなんとかなりそうな場所が数か所。
しかし早咲きの種は1~2月だし、そして通常種も3月~4月上旬。
つまり。
その気になるのが遅すぎたと。
ぐぬぬ。
しかも毎年、桜が私の中で優先だし、
1月2月とか一番寒い時期に外に出たくない。
まあ、菜の花じゃなくても、これからネモフィラが咲き始めということで
滋賀県の「ブルーメの丘」いいなって思ったんです。
コスプレもOKってことは人形もOKだよね。
動物もいるし、シルバニア関連施設にも興味がある。
ただ。やはりアクセスが厳しい。
世の中は車に乗れない人間に結構厳しいです。
海外でも、それで諦めたところがたくさんある。
でもどう考えても、自分は運転に向いていないのだ。
遠慮しすぎて右折ができないのが目に見える。
ましてや、皆が飛ばしまくる高速とか絶対無理~!
さて。そんな車が運転できない私にも訪れやすい施設はあって。
大阪万博記念公園。
……タイミング、悪いんだよ!
今の大阪万博が開催したとこじゃないかっ!
常には平日にしか行かなかったから人も少なくて
撮影もできて良いところなんだけどね!
それを言うならば鶴見緑地公園も良いスポットだったけど、
けど、である。
私、今回の大阪万博終わるまで大阪に行く気はないのだ。
何故なら。
公式キャラが。
どうしても無理だから。
何故、あれを選んだっ!?
そのセンスが信じられない。
無理。
今の大阪は奴が蔓延している。
無理。
大阪は万博に夢を見すぎているとも思う。
最初の大阪万博の成功を忘れられないのか。
今調べたら1970年だったよ。
ほぼ半世紀前だよ。
その頃とはもう時代が違うのに。
ただ。
JRの駅に貼ってある大阪万博宣伝用の大阪各所のポスターは美しい。
撮影したカメラマンや関係者のセンスが良い。
ああいうのを見ると撮影に行きたくなるね。
行かないけど。
この部屋の撮影ついでにアバも着替え。
なるべく華美でない普通の恰好を目指した。
最近は日中の気温は高めだが朝晩はまだ結構寒い。
鼻風邪治ったと思ったら、今また喉がおかしいです。
当分、風邪薬が手放せないようです。