重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/04/22 19:44:19
【青葉賞】前が飛ばす年もあるけど馬群全体としては実質ややスロー~スローで流れてのラスト3~4F戦になるのが基本形。となると前残りが多くなりそうなもんやけど実際には立ち回りが上手いタイプより末脚が武器のタイプが差して好走することが多い印象。このあたりはやっぱり世代限定重賞としてはここまでで最長距離でスタミナが求められることやここに出てくる馬は勝ち切れへんかったりデビューが遅れて皐月賞の切符を取り逃した馬が大半で能力的にそこまででもないからってことなんやろね。ただ今年から1週前倒しになって開幕週に移動したからね。展開に恵まれての前残りも少し警戒しても良いかもしれん。血統ではトニービンやサドラー、ロベルトといったスタミナ豊富な血が目立つ。ダービー本番では重厚な血はむしろ邪魔になることが多いけど、ダービーは2400を走り切れるのは当たり前でその中でスピードがある馬に優位性があって体力のない馬が多い青葉賞ではスタミナの血が有利に働きやすいってことなんかな。
エネルジコは前走セントポーリア賞は出遅れて後方から。直線で進路を外に奇異に切り替えてスローの流れを差し切る能力の違いを感じさせる内容。新馬戦もスローでの差し切りやし脚力自体は間違いないんやけどね。小雨の影響があったから評価は難しいけど時計自体はそこまで優秀ってほどでもないし負かした相手も弱かった。今回はルメールが乗るけどここまで津村⇒池添って起用も陣営の期待値的にどうなんよ。1番人気でわざわざ本命打つ気にはならへんかな。ファイアンクランツはテンが遅くて加速にも時間が掛かるタイプで距離は延びて良いタイプって確か札幌2歳Sの時に書いた気が。その見解は今も変わってへんしいかにも青葉賞っぽいイメージ。位置は取れへんやろうから開幕週で極端に前有利とかにならへんなら普通に有力。ゲルチュタールは唯一崩れた京成杯は重め残りで度外視して良いし今回のメンバーで唯一2400で勝ってるのは大きい。ただちょっとズブいというか切れる脚を使う馬ではないからあんまり上がりが速くなったりするとどうかなってのはある。アマキヒは前走1勝Cの勝ち時計は前日の古馬2勝Cより0秒5遅く未勝利戦より0秒9速いだけと特筆するほどではない印象。ゆりかもめ賞も直線進路取りに少し手間取ったとはいえファイアンクランツに先着されてるわけで。余程人気に差がない限りこっちを上位に取る理由はないかな。マテンロウバローズは2走前のこぶし賞(良)の勝ち時計は翌日の未勝利(稍重)とほぼ同程度で負かした相手も弱いからってことでスプリングSでは無印にしたけど思った以上にやれたなと。ただかなりのタフ馬場でどう評価するかは難しい。今回一気の距離延長がどうかは未知やけど加速に時間の掛かるタイプで祖母レディパステルがオークス馬で父ロジャーバローズはダービー馬やからこの舞台が合う可能性はあるかな。穴っぽいところなら速い脚はないから開幕週では前に行くことが条件にはなるけどヤマニンブークリエ、重厚な血統で長く脚を使えそうなレッドバンデあたりを挙げときます。