備蓄米を食べた
- カテゴリ:日記
- 2025/04/29 23:50:17
いよいよ米がなくなった。
この数年、近くの農業資材の店で福島米(玄米30㎏袋)を
買っていたのだが、ぱったり入荷しなくなった。
行きつけのスーパー2店もほとんど棚が空。
それで、何年かぶりで近くの産直の店に行ってみたら、
入口に「しばらく米の販売は中止します」と貼り紙が。
この店、米が主力商品だったのに…
仕方ないので、最後の手段で隣町のAコープ店に行った。
JA系列の店なら備蓄米の放出品があるだろう。
あった。「国内産ブレンド米」の名称で、5㎏で税込3,230円ほど。
原料玄米の記載は「複数原料米」で、産地も品種も産年も不明。
令和5年産と令和6年産のブレンドだろう。品種は分からない。
これ以外の県内産の米は5㎏で税込4,200~4,300円。
それらも含めて、買えるのは1袋限定となっている。
備蓄米のブレンドを買って帰った。やれやれ。
うちの家族で5㎏だと、もつのは1週間ちょっとか。
すぐに買いに行かなければならないから、面倒くさい。
今日、初めて備蓄米を炊いて食べてみたが、食味は問題なし。
さすがに新米と比べたら落ちるのは私の舌でも分かるけれど…
農水省のデータで、令和5年の米の生産費は1㎏あたり266円。
物価上昇で、令和6年は280~290円くらいか。それでも5㎏で1,500円弱。
とすると、農家が存続できる額としても、小売価格は倍の3,000円が限度。
それを超えるのは高過ぎると私は思う。4,000円なんて異常過ぎる。
売り惜しみや流通の停滞による高値ではないことは、もう明らか。
現在の異常な高値は、米が足りないから起きている。
明らかに農政の歴史的大失敗である。
もう5月も半ばを過ぎましたが、一向に状況が変わりませんね。
昨年の夏~秋、多くの卸・小売は、固定客に売る米を確保するために、
JAの買い値より高い価格で米を買い集めたはずです(だからJAの集荷量が激減)。
その米は、いま備蓄米が放出されたからといって、安売りはできません。
せいぜい備蓄米を少し混ぜて、いくらか価格を下げて売るくらいのことしかできません。
備蓄米を放出するなら、昨年の夏にやらなければ意味がなかったのです。
今年もすでに米の買い付け競争が始まっていますが、国は何もしないので、
JAの買い値が昨年より何割か上昇し、他の卸・小売の買い値はもっと上がるでしょう。
ということは、来年の夏まで米は高いままということです。
で、その後、もしかすると、逆に米が余って価格が大暴落するかもしれません。
いや、暴落はしないかもしれません。どちらになるか、今はまだ分かりません。
現在、米の需給に関する農水省のデータが信用できなくなっているので…
米の不足が実際のところどの程度なのか。それが明らかにならないと、先が見えません。
インバウンドで日本へ来る海外の人も増えているし、海外でも寿司がブーム、お米の価値はまだまだ上がりそうなので、今年から休耕田もがんがん使う…というのはやっぱり簡単にはいかないんでしょうね。
若い人でも農業したい人もいるだろうし、もっと新規参入しやすい形が出来るといいんですけど。
今のところ手に入らなくて困るという事はありませんが、
新たに予約米を注文とか、数量を増やすことはできなくなっています。
この騒ぎになる前から予約米を買っていてよかったと思うばかりです。
お米は日本の主食なのだから安定して供給される様にしてほしいですね。
詳しい事はわからないけど、もうちょっと何かうまい方法はないものなのでしょうかね。
というか、借金の補填に。ひどい話です。
うちも備蓄米を入手しました。
古くても外米でないのがいいと思っています。
早速ハガキに番号書いて送ったら、即電話が入って、米は全て売切れてますとのこと。入荷予定なしですって。
ちょっとがっかり。別の物を注文したけどなんだかなあ~でした。
お米5kg買うと、かなり持ちます。
でもそろそろなくなりそう。高くても買わなくちゃ。(。・・)