重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/06/02 19:54:22
日本ダービーが終わって今週末からは早くも2歳戦がスタート。ダービーからダービーへ。また1年かけてダービー馬を探すのも今年はどんな馬に出会えるかも楽しみやね。重賞は安田記念1つだけ。
【安田記念】ここ4年はいずれもテンの3Fが34秒台、上がり3Fが33秒台で1秒前後のややスロー。そうなると前残りが増えても良さそうやけど、実際にはテンの3Fが34秒前後で前傾ラップになることもあったそれ以前と変わらず差しは届きやすい印象。この辺りは馬場や種牡馬の変化による部分が大きいんかな。追走力より決め手がより求められるようになってるように見える。それに伴ってか血統も少し変わってきてるような印象で以前は主流血統の薄いタイプが目立ってたけど近年は主流血統にスピード型ノーザンダンサー系やスピード型ナスルーラ系の血を併せ持つ馬が目立つ。
シックスペンスが想定1番人気はちょっとびっくり。確かに2000m以上よりはマイルの方が適性的には合いそうやしここ2走は中盤速い流れでもやれるところは見せて来たけど自身テンの3F最も速かった時でも35秒台半ば程度でマイル戦は2歳の時以来ということで高いレベルでのマイル質の速い流れは未経験。1番人気馬を未知の条件で本命にする気はさらさらないし、そもそも2000m以上での話とはいえGⅠで掲示板に載ったこともない馬がGⅠ好走馬を差し置いて1番人気は過剰人気。ソウルラッシュは使える上がりに限界があって道悪や消耗戦には滅法強かったけど上がりの速いレースでは斬れ負けしてたけど去年の安田記念は稍重やったとはいえこれまで苦戦してた速い上がりの展開でも3着好走。明らかに強くなってたしその後のマイルCS完勝やドバイでロマンチックウォリアーを下したのも実力。不安があるとすれば海外遠征帰りでの疲れ、去年以上の極限の上がり勝負、浜中騎手への乗り替わり。ジャンタルマンタルはNHKマイルCはアスコリピチェーノに不利(加害馬側やけど)があったにせよ2馬身半差の完勝でこの時点で世代トップマイラーやったのは間違いない。ただ香港を参考外とするとそれ以来になるのがなぁ。現時点でどれくらいの位置におるかの判断がちょっと難しい。ペースの対応幅は広いし追い出されてからの反応も早いからイメージ的には数年前までの安田記念っぽい感じ。トロヴァトーレはマイル戦でやれてるのはソニンク牝系による部分が大きいんかなって感じやけどレイデオロっぽさはちゃんとあるから東京より中山向きには見える。GⅠ級の馬に勝ってきたわけではないから流石に4番人気想定は過剰人気。この春鬼門になりつつあるモレイラからの乗り替わりもマイナス。穴っぽいところではまずエコロヴァルツ。前走大阪杯、2走前の中山記念では斤量差や立ち回りの差はあったにせよシックスペンスと能力差はそうないはずやのに人気に差があるならこっちの方が馬券的には美味しい。まぁこれも高速決着のマイル戦でどこまで対応出来るかってのはあるけど一応ハイペースの朝日杯で差して来てるって実績はあるしね。あとは時計勝負に強く大箱ワンターンがベスト条件のジュンブロッサムとガイアフォース。どっちも母父クロフネで寒い時期は硬さが出るタイプやから気温が上がる今の時期も良い。出し切れれば能力的にはここでも通用する。