過大評価
- カテゴリ:日記
- 2025/06/05 09:24:49
自分の評価を下げるために日記を書きます。
「保有資格」を書けば評価される。なんて経験は今まで山ほどしてきました。ただし、それが僕に見合った評価なら良いものの、過大評価と感じた時は評価を下げてバランスを取りたくなります。
という事で、少し過去の話をします。
僕は21歳の頃に東京に上京しました。
上京してからは消費者金融のコールセンターでの督促業務を行いました。支払いが遅延するお客様には「何かしら」あり、一癖も二癖もある方が多かったのを今でも覚えています。
でも、大概のお客様の言動は語気と言葉遣いに矛盾が無ければ理解できるものでした。ですが、その業務の中で3つ、僕には受け止めきれない事がありました。
1つ目は従業員の法律に対する知識不足で、30・40代の職員でも民法の相続分野に対する知識が無い。例えば、被相続人が亡くなった時には、相続人は被相続人が亡くなった事を知った時から3ヵ月以内に「放棄」「限定承認」或いは「単純承認」を裁判所に意思表示みたいな事をしなければならないのに、法に疎い人間でも知っていておかしくない知識を知らない質の悪い従業員に辟易しました。
1つ目は従業員の法律に対する知識不足で、30・40代の職員でも民法の相続分野に対する知識が無い。例えば、被相続人が亡くなった時には、相続人は被相続人が亡くなった事を知った時から3ヵ月以内に「放棄」「限定承認」或いは「単純承認」を裁判所に意思表示みたいな事をしなければならないのに、法に疎い人間でも知っていておかしくない知識を知らない質の悪い従業員に辟易しました。
勿論、この知識不足で不利益を被るのはお客様です。
2つ目も死に関する話なのですが、例えば電話を架けた時にお客様のご家族の方が出られて「本人が亡くなってしまって、バタバタしてて・・・」みたいな事を言われたら、マニュアルで「それはそれは、お悔やみ申し上げます」と言うように教え込まれていて、マニュアルレベルの軽い言葉に対して「主人は良い人でね・・・よく家事を手伝ってくれてね・・・」なんて温度差のある言葉をぶつけられた時に申し訳無さが勝ってしまいました。
3つ目も死に関する話です。僕が仕事に付いていけていた頃は1日7時間勤務でだいたい200件は電話を架けるのですが、お客様の中には失踪や自殺に至る方も居ました。そんな事例と直面した時「この人の失踪(或いは自殺)に僕が加担してしまったんだ・・・」と受け止めてしまいました。
この3つのどれかしらに、ほぼ毎日悩み、葛藤して体調を崩し、徐々に会社に行けなくなってしまったのと同時に自暴自棄になり、ギャンブル依存の様な状態になりました。
この3つのどれかしらに、ほぼ毎日悩み、葛藤して体調を崩し、徐々に会社に行けなくなってしまったのと同時に自暴自棄になり、ギャンブル依存の様な状態になりました。
当時は年齢も若く、精神も未熟だった。そう言えわれればそうなのかもしれませんが、連日会社に欠勤の連絡をして、生活費をギャンブルに費やし、親から仕送りもしてもらう事もありました。
そんな生活が24歳前後まで続き、両親が見るに見かねて僕を実家に連れ帰りました。
僕の保有資格に貸金業務取扱主任者があるのは、過去の自分を救うために取得した。と言えばカッコは付くかもしれませんが、当時の僕には現実から逃げる事しかできませんでした。
僕の保有資格に貸金業務取扱主任者があるのは、過去の自分を救うために取得した。と言えばカッコは付くかもしれませんが、当時の僕には現実から逃げる事しかできませんでした。
僕は、僕の力で解決できない出来事に遭遇した時には現実から逃げ、立ち向かう事が出来なかった臆病な人間です。
遥香さんの言葉はありがたいのだけど、僕は人に誇れるような人間じゃないよ~。
僕は、僕の手の届く範囲のモノは守るけど、自分が無力なのは自分がよく解ってるからさ。
腐るわけではないけど、身の丈に合った小さな範囲のモノまでしか守れないからさ~。
でもごめんね。正直、幻滅してほしくてこの日記を書いたからさ。試すような真似をしてしまってね。
(追記に対する返信)
優しさっていうのは色々と考えてしまうよね。社交辞令も含んでるかもしれないけれど、僕はよく人に「優しい」と言われるのだけど、僕自身は「人に優しい」ではなく「人に甘い」と思ってるかな~。
遥香さんの言葉は嬉しいけれど、「優しい」事を受け入れるのではなく、葛藤し続ける事が「優しさ」に繋がるのかな~と思ってる所はあるよ~。
命を削りながら仕事をしていたって言うと大袈裟だけど、今は無理なくマイペースに働ける場所を探してるかな~。
今日も面接だから頑張らないとな~。
にしても良い歌詞だね。聴いてみるよ~。
僕が優しいとか他人の気持ちが分かるっていうのは自信がないけど、僕は僕だよね~
遥香さんありがとうね。勇気づけられたよ。