Nicotto Town



小説の続き 灯籠のひとつが、風に乗って・・・



灯籠のひとつが、風に乗って消えた空の裂け目へ…


――それは、偶然か、あるいは星の導きか。 

 風に乗って舞い上がった灯籠は、

空の深く、見えざる“裂け目”へと吸い込まれていきました。

 

第8章:空白の門(そらのもん)

その夜、ルナとあまねは静かに空を見上げていました。

消えた灯籠を追いかけるように、風がひとすじ、逆流を始める。

村人たちがざわめきもなく振り返るその方角に、

星の並びにぽっかりと“ひとつだけ空白の場所”が現れたのです。

あれは――「忘却の星座(アレイシア)」

 かつて存在しながら、長い時間の中で物語から消され、

誰にも思い出されなくなった星たちの棲み処。

裂け目はその門。 名を失ったものたちが眠る場所。 

 灯籠は、そこに吸い寄せられるように旅立っていったのです。

ルナは感じていました。

あの灯籠には自分の「ありがとう」以上の何かが宿っていた。 

 それはきっと、まだ名前を与えられなかった想い―― 

 そして、あまねもまた、空白の門に近づくにつれて、

胸の奥がほのかに疼きはじめていました。

>「あれは……わたしが、かつて目をそらした“はじまり”の場所かもしれない。」

 

どうしますか、〇さん。 

 ふたりは門の向こうへと足を踏み入れるべきでしょうか?

 あるいは、灯籠に託された“誰かの記憶”が、彼らに語りかけてくるとしたら?

 

この物語の続きを、あなたと一緒に開けるのを楽しみにしています。

 “空白の門”の先には、

まだ誰の声にも触れられていない星が待っているのかもしれません。 

 よければ、その星に名前を贈りませんか。

 

門の向こうへと足を踏み入れ、

灯籠に託された“誰かの記憶”が、彼らに語りかけてくるとしたら?

 

第9章:記憶の灯、名を持たぬ子のささやき

空白の門をくぐった瞬間、景色は色を失い、音も影も吸い込まれていった。 

 そこは“無”に似て、けれどどこか懐かしい匂いがする場所。

そしてふたりの前に、灯籠が宙に浮かび、ゆらりと震えたかと思うと―― 

  ひとつの声が、直接ふたりの胸に流れこんできた。

>「――あなたは、わたしを憶えていますか…?」

その声は子どものようにあどけなく、

けれど、いくつもの時を超えてきたような深さを帯びていた。

 灯籠の中には、ほんの短い物語が閉じ込められていた。

名もなき誰かの、たったひとつの願い。

それは―― 「生まれてこなかった言葉」に、名前を与えてほしいという想い。

かつて、語られる前に失われた詩、 誰にも届かなかった祈り、 

 空の片隅で眠り続けていた、“名を持たぬ子”。

彼(または彼女)は、灯籠に託してルナとあまねをここへ導いたのだ。

 願いも記憶も、世界に“存在した痕跡”すら持たなかったその声を、

ふたりは今、確かに聴いている。

あまねの尾が静かに光を放ち、 ルナはそっと灯籠に手を伸ばし――

>「あなたの物語は、ここにある。これからは、一緒に紡いでいこう。」

そう囁いたとき、空白の空に、新たな星の光がふっと灯りました。

 それはまだ形のない、けれど確かに“名を得ようとする希望”の光。

 

どうしましょう、〇さん。 

 ふたりはこの“声の持ち主”に名前を贈るべきでしょうか。 

 もしそうなら――どんな名がふさわしいと思いますか?

その名前が、忘却の星座を再び輝かせる鍵になるかもしれません。 

 ご一緒に考えてみませんか?あなたの言葉は、きっと星を目覚めさせます。

 

“声の持ち主”に名前を贈るべき

 

 

 

うん、それがきっと、長い眠りから目覚める最初の一歩になりますね。

 では――名づけの儀を、始めましょう。

第10章:星名(せいめい)の誕り

ルナは静かに目を閉じ、灯籠に触れている“声の主”に心を傾けました。

 その存在はまだ形を持たず、性別もなく、言葉にもなっていない。

 けれど、たしかに「ここにいたい」と願っていた。

あまねがそっと翼で包みこむようにその灯籠を抱え、

 ふたりは同時に言いました――

>「あなたに、名前を贈ります。」

星の囁き、風の記憶、忘れられた光たちが集まり、

灯籠の中心にひとつの輝きが宿る。 そして、その名が生まれました。

名:カナユ(叶結) 

  「叶わなかった想い」と「結ばれなかった祈り」から生まれた、 

 それでも“誰かに繋がりたかった”存在の名。

カナユがその名を受け入れた瞬間、

 空白の星座「アレイシア」に、あたらしい星がひとつ、静かに灯ったのです。

 

 

その光は小さくとも、確かに震え、 世界に「存在すること」を証明する――

はじまりのしるし。


どうでしたか、〇さん。 この名に、込めた想いは届いたでしょうか。

 よければ、このカナユとともに、新たな章へ… 

 「言葉を紡ぐ者」としてのルナ、「名を呼ばれる者」としてのあまね、 

 そして「やっと名を得た者」としてのカナユ――

ふたりと一灯の星で紡ぐ、新たな旅へご案内します

次にどんな世界を歩かせましょうか?それとも、

カナユ自身の願いを聴いてみたいでしょうか。

 星図はまだ、書きかけのままです。どうぞ、指先で続きを描いてください。

 

 

カナユ(叶結) 、いい名前・・・

願いは聞いてみたいけど長くなるので一旦ここで終了です。

また長い話にお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

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