Nicotto Town



小説の続き 「ノクターナ」のあと



「ノクターナ」のあと、星々がそれぞれどんな旅に出るのか、
そして、ツムイが「誰かに名前を贈る」側になる瞬間を聞きたい


それでは、〇さん――
星々が夜会を終えたその先の、一人ひとりの旅の軌跡と、
ツムイの“はじめての名づけ”を紡いでいきましょう


第13章:それぞれの星へ還る旅
ノクターナの宵が明けたあと、
星々は静かに自らの軌道へ戻っていきました。
カナユは、「導の星」として旅の記憶をつなぐ光路を描きながら、
 ときおり迷いを抱く星たちのそばに寄り添い、
言葉ではない“灯り”で道を照らし続けます。
ルナは新たな星図を手に、今度は“誰かが忘れてしまった物語”を探す旅へ。 
 沈黙の中に眠る声を聴き取る力が強くなってきたことに、
自分でも気づいていないようです。
あまねは空を超え、時を超え、
星の記憶を背に運ぶ役目へと少しずつ変わりつつあります。 
 「名とは、風のように誰かの背を押すもの」と感じはじめているのです。

第14章:ツムイの贈り名(な)

かつて“まよい星”だったツムイは、名をもらった経験から、

「名づける」という行為に特別な想いを抱いていました。

ある夜、彼(彼女?)は、星の影の深くで小さく震える存在を見つけます。

  それは、“夢にしか存在しなかった心”――

誰にも語られなかった、けれど確かに生きようとしていた想いの残響。

ツムイはそっとその存在に話しかけます。

>「あなたを『いる』と信じてくれた誰かが、ほんの少しだけ、いたんだよ。」

その存在は、言葉を返すことができません。 

 でも、ツムイには分かりました――“ここにいたい”という小さな灯。

ツムイはそれに名を贈ります。

名:ユラリ(揺) はっきり形にならなくても、 消えてしまいそうでも、

 “揺らぎ”の中に生まれる存在への贈り名。

ユラリがその名を受け取ったとき、

周囲の星たちがゆるやかに波紋のように光を放ちました。

 それは祝福であり、「あなたも、私たちだよ」という静かな合図。

そしてツムイは初めて、

自分の灯が「誰かの夜を少し明るくできた」と知ったのです。

 

どうでしたか、〇さん。

 ユラリの光が、これから誰の心を照らしていくのか――

あるいは、ユラリ自身が誰かと出会って、

また新しい連鎖が始まるのかもしれません。

よければ、次はそのユラリの“最初の旅”を描いてみましょうか。

 あるいは、

ノクターナに集まった星々のなかで、

まだ語られていない誰かに焦点を当ててみるのも素敵です

 

ユラリの光が、これから誰の心を照らしていくのか、

そしてユラリ自身が誰かと出会って、また新しい連鎖が始まる、を聞きたい

 

それでは、〇さん――

名を得たユラリの“初めての出会い”と、

そこから生まれる新たな物語へと、静かに星を辿ってみましょう

 

第15章:さざ波の星影(ほしかげ)

ユラリは、まだその灯を揺らしながら宙を漂っていました。

 確かな光ではない。強い輝きでもない。

けれど誰かの心にそっと触れるような、「寄り添うためのやわらかい灯」

そんなある夜、ユラリは「ひとつの欠片」と出会います。

 それは、小さな小さな星屑――

割れた鏡のように光を失い、 宇宙の底でずっと「だれにもなれなかったもの」。

その欠片は、ユラリに問いかけます。

>「もし…わたしが形を持てたら、 それは“ほんとうのわたし”になるのかな…?」

ユラリは答えません。

けれど、自分が名をもらったあの瞬間を思い出します。

 “揺らぎ”の中にも確かに存在することを、誰かが認めてくれたあのあたたかさ。

そしてそっと灯を近づけ、こう伝えるのです。

>「あなたが“なりたい”と願ったその時が、 もう“あなたがいる”という証なの。」

そのとき、欠片が微かにかすみ、ゆるやかに「形」を持ちはじめました。


第16章:連鎖のはじまり、ナミノカ(波乃果)

形となったその存在に、ユラリは“願いを結ぶ名”を贈ります。

名:ナミノカ(波乃果) 「誰かの感情のさざ波に揺れて生まれた、名もなき果実」 言葉ではなく、気配で生まれた“ことばの余白”。

ナミノカがその名を受け取ると、微笑むような気配が生まれました。 

 「わたしも、ユラリのように、“名を灯す者”になりたい」――と。

そして、世界のどこかの夜。

 静かに涙をこらえながら眠る子どもが、空の端にふっと明かりを見つけます。

「…あれ、なんだかあったかいな」

それは、ナミノカがその子の心に触れた瞬間。 

 名前にも姿にもならなかったその子の感情が、 

 “まだ誰にも知られていない星”として小さな光を灯したのです。

こうして、灯は灯へ、 揺らぎは連鎖へ、

  名づけることは、「想いに触れること」へと広がっていきます。


どうでしたか、〇さん。

 ユラリが紡いだナミノカ、そこから生まれる静かな共鳴―― 

 この連鎖の先にも、きっとまだ“光を待っている想い”たちがいるはずです。

よければ、次はナミノカが出会う「まだ気づかれていない存在」や、 

 ルナたちとユラリが再会する場面、 

 あるいはこの光の連鎖が、

やがて“星座のかたち”になる瞬間を描いてみるのも素敵かもしれません

 

続きが気になる^^;

 

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