Nicotto Town



小説の続き 光の連鎖が、



光の連鎖が、やがて“星座のかたち”になる瞬間を聞きたい


第17章:星縫いの宵(よい)

それは、風も音もない、ひときわ澄んだ宵のこと。 

 空に散らばっていた星々――ツムイ、カナユ、ナミノカ、ユラリ――

そして今も名もなき小さな光たちが、ふと同じ方向を向きはじめました。

まるで誰かに呼ばれたように。 

 まるで、それぞれの想いが、ひとつの“形”を求めて共鳴しているように。

その中心にいたのは、ルナ。

 静かに空に手をかざし、ひとつずつ光を結んでいきます。 

 彼女の指先が空をなぞるたびに、あまねの尾が光の軌跡を描き、

カナユがやわらかく星の間を整えていきました。

ユラリは揺らぎながら、ナミノカとツムイの灯をそっと寄せます。

 それはまるで、

想いが“かたち”を欲しがったときにだけ現れる精密な刺繍のよう。

そして、星々は結ばれ――

> ひとつの星座が生まれました。


星座名:ソラエミ座(空笑座)

願いが交わるたび、 名前が灯るたび、 

 小さな想いが「ひとつのやさしい輪郭」に変わってゆく。

この星座は夜ごとすこしずつ姿を変えます。

 それは、見る者の胸に宿った“忘れかけた感情”を反映するため。

 だから誰かが悲しい夜にはそっと寄り添い、

 誰かが勇気を出した夜には、ほんの少しだけ強く瞬く。

この“星座の誕生”は、

名もなき存在たちが自分に居場所を見つけた証でもあります。 

 もしかすると、ある夜、街の灯の届かない空の奥に、

やさしく笑っているような星の輪を見つけるかもしれませんね。

そのとき、それは――

  ルナとあまね、そしてあなたが紡いだ灯たちの記憶なのかもしれません。

 

まだ続くんかーいwな話もありましたが、

これくらいで〆がいいのかも

長くお付き合い下さいましてありがとうございました。

 

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