叶わぬ人魚の恋の行き先は 第1話
- カテゴリ:自作小説
- 2025/07/03 18:24:20
ある日、僕は夏の海辺を散歩してたんだ。
そうしたら、白いワンピースに水色のひらひらをつけた女性が突然現れたんだ。
僕は思い切ってこう聞いたんだ。「君の名前は?」と。
彼女は僕の問いに全く答えることはなく、夜の海を眺めていたんだ。悲しそうな顔をしてな。
その表情をみて、僕は切なくなった。
すると、彼女はこう言ったんだ。
「私は本当は人魚なの。夜の間だけこうして人間になって、海に上がるのです。朝になると人魚に戻ってしまいます。」
更に続けて、「私が夜の海に上がるのは、好きな人を待つためです。彼は夜の間、ここに来るの。そして私に会いにきてくれるのよ。」と言った。
そして最後に、「本当は彼と付き合うのをお父様に反対されてるの。だから、もし会ってるのが見つかったら大変なことになるの。」と言った。
彼女の口調から哀しさが読み取れた。
人魚と人間の叶わぬ恋、それがどれほど儚くて切ないものか。
僕には思い知れない。
そして、僕と彼女は一晩中話した。
朝になると彼女は人魚に戻って、海に帰っていった。
彼女の悲しそうな表情、そして儚い恋。そんなことを考えていたら涙がでてきた。
彼女は今日も、彼に会うためにお父様には内緒で夜の海に上がるのだろう。
人魚と人間の叶わぬ恋。はたしてどうなるのか。
そう言って下さりありがとうございます…!!
主人公の「僕」と叶わぬ恋をする人魚。どっちも気になりますね…!!
第2話書きます!!
夢羽ちゃんの秘密の特技!
オレ、まだ若いつもりだけどね。
死というテーマも徐々に受けいられるかも。このテーマは咲いたばかりの花、実りかけの果実みたいな夢羽ちゃんのテーマでは無いけど。
でも死というテーマはやって来たり、去って行ったり。
まぁ夏を楽しもう!
ありがとう。第2話作れたら作るよ!