Nicotto Town



鉛筆のように







ああ、鉛筆の芯が短くなった
だから鉛筆を削って芯を出す
まるで疲れきった誰かさんのよう
頑張って頑張って
頑張りすぎて
倒れそうになっても
まだ頑張って
疲れきって体力はもう無いはずなのに
身を削る思いで精を出す

理由はそれぞれ
働くのが大好きだったり
守るべきものがあったり
自らを生かすためだったり
結局ループして
偉い消しゴムがまた白紙にする
その白紙に今度はまた違うことを
昨日とは違う仕事をするんだ

鉛筆のような毎日
ただ一欠けらの褒美のために
私たちは鉛筆になる










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