「クルド人問題」から見えるメディアの「欺瞞」
- カテゴリ:ニュース
- 2025/07/16 00:49:34
●埼玉県のクルド人問題、現地視察で議員が追いかけられる事態に──諸井真英県議が語るメディアの欺瞞 (選挙スタジアム)
https://sensta.jp/kawaguchi-kurudo-moroi-saisei/
●有名クルド人偽装難民が強制送還! (諸井真英 埼玉県議会議員TV MOROMORO CHANNEL)
https://www.youtube.com/watch?v=LJWFjQn9OUg
●タレント・フィフィが警鐘!「この国の裏で起きていること」不法滞在クルド人強制送還の裏に潜む日本の問題点 (選挙スタジアム)
https://sensta.jp/fifi-kurdo-problem/
川口市「クルド人問題」から、メディアが特定の意図をもって世論を誘導しようとす
る際のメカニズムが浮かび上がってきます。
1.情報の選択的提示と隠蔽:
・「かわいそうな人たち」としての描写の強調: クルド人が「国を持たない民族」である
ことや「難民申請者」「仮放免状態」であることを強調し、同情を誘うようなイメージ
を形成します。これにより、彼らが置かれている困難な状況に焦点を当て、人道的な
支援の必要性を訴えることができます。
・都合の悪い情報の無視・隠蔽:
PKKの活動終了宣言や、難民認定の実態(900人中1人)といった、クルド人に対する
批判的な視点や実態を示す情報を意図的に無視することで、「かわいそうな弱者」とい
うイメージを強化します。
「違法行為犯罪率が高い」という情報や、仮放免中の犯罪報道を一切行わないこと
で、クルド人コミュニティにおける問題点を隠蔽し、善良な人々であるという印象を
維持しようとします。これは、特定のグループに対する負のイメージが拡大すること
を避けたいという意図があるのかもしれません。
2.ナラティブ(物語)の構築とプロパガンダ:
・「PKKがテロ組織であるためトルコから迫害されているから難民」という論法: この
論法は、クルド人がトルコ政府の不当な弾圧を受けているという構図を作り出し、彼
らが難民であることの正当性を主張するものです。これにより、視聴者や読者にクル
ド人への共感を促し、難民としての受け入れを支持するよう誘導します。
・「川口は平和で暮らしやすい町」という「演出」: ABEMA Primeの事例は、まさに
「演出」によって特定のナラティブを視聴者に刷り込もうとするものです。実際には
特定の政治的立場を持つ人物を「一般の地元住民」として紹介することで、あたかも
地元住民全体がクルド人との共生を歓迎しているかのような誤った印象を与えます。
これは、視聴者の感情に訴えかけ、特定の意見を形成させるための古典的なプロパガ
ンダ手法と言えます。
3.キャスティングと情報源の操作:
・「ボランティアでパトロールを行っている」クルド人の選定: ABEMA Primeの事例
で、紹介されたクルド人3名が、実際には問題のある人物であったことは、番組制作者
が意図的に特定のイメージを植え付けようとした可能性を強く示唆しています。
・「川口在住16年の女性」としての市議会議員候補の起用: この事例は、情報源の信頼
性を意図的に操作し、特定の政治的主張を一般市民の声として偽装する行為であり、
ジャーナリズム倫理に反するものです。これは、外国人支援団体に所属する「左翼活
動家」の意見を、あたかも無関係な一般市民の意見であるかのように見せることで、
その主張に説得力を持たせようとするものです。
4.「ルールを守る側」の声の優先と、被害者の声の無視:
メディアが「クルド人を応援するような人たち」の声、すなわち「川口には問題はな
い」という意見を優先し、クルド人の違法行為や犯罪行為で被害を受けている地元住
民の声に一切耳を傾けない姿勢は、重大な問題です。これにより、地域社会で実際に
起きている問題が可視化されず、住民の不満がエスカレートする原因となります。こ
れは、メディアが特定のイデオロギーや政治的立場に傾倒し、客観的な事実の報道を
怠っていることを示唆しています。
世論への影響
このような偏向報道は、世論に以下のような影響を与える可能性があります。
・誤った認識の形成: クルド人に対する過度な同情や、彼らが抱える問題点の認識不足
に繋がり、実情とはかけ離れたイメージを形成する可能性があります。
・社会の分断: クルド人への無批判な擁護報道は、実際に被害を受けている地元住民と
の間に溝を生み、社会の分断を深める可能性があります。
・民主主義プロセスの阻害: 事実に基づかない情報によって世論が形成されることは、
健全な議論を妨げ、適切な政策決定を困難にします。
・メディアへの不信感の増大: 上記のような「演出」や「情報の隠蔽」が発覚すること
で、メディア全体に対する信頼が失墜し、情報源としての価値が損なわれます。
まとめ
川口市「クルド人問題」からは、主要メディアやABEMA TVがクルド人問題に関して、
特定のナラティブを構築し、それを支持する情報を選択的に提示することで、世論を
誘導しようとしている強い意図が伺えます。これは、報道機関としての客観性や中立
性を欠き、ジャーナリズム倫理に反する行為であり、民主主義社会において非常に危
険な兆候であると言えます。
このような状況下では、視聴者や読者が複数の情報源から情報を得ること、批判的思
考力を持って情報を吟味することが、これまで以上に重要になります。
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[レビュアー] 三枝玄太郎(フリーライター・元産経新聞記者)
https://www.bookbang.jp/review/article/779633