コーデ記録~牡丹灯籠
- カテゴリ:きせかえアイテム
- 2025/08/20 00:36:56
からん、ころん。
宵闇に響く、恋しいひとの訪れを告げる下駄の音。
熱に浮かされたような恋情は、
彼女が何者か知った時から恐怖に彩られる。
その手を取りたいと思う己の弱さのまま流されれば、
もはやこの身の終わりであると知っていても。
『牡丹灯篭』好きですねえ。
怪談であり、人情噺でもあり。
そして何より人を狂わす恋情の果て。
なんというか、怖い話というよりも
美しいと思ってしまうので。
お露さんは、この手の話の中では
一等に好きなヒロインです。
なのですが。
このアバのコーデができたとき、
「あ、牡丹灯篭」と思いはしましたが。
間違ってもお露さんではないな、と。
お露さんはもっとこう、
儚くも楚々とした女性でなければ。
こんなに気が強そうな女性ではない。
しかし、大好きな一体型フェイスの「黒曜」を持ってきたら
幼すぎてアウトでした。
あくまでも、大人の女性でもあるわけで。
だからこのコーデは。
冥界から恋人を訪れてやがて連れて行ってしまう、
という設定が同じなだけの別の物語なのかもしれません。
あと、下駄履いてないし。
ただ、涼しそうなコーデにはなっていると思う。
「小説家になろう」では四季に合わせて企画されるイベントがあり、
夏はホラー。
期間中にテーマに合う話を書いてね、というだけなんですが。
特に賞とかがあるわけでも、
ましてや賞金なぞあるわけもなく。
でも今回、参加してみようかなと思って。
最初、オーソドックスな田舎の家系にまつわる話を書きかけて。
冒頭だけで尺を取りすぎて投げた。
どうしても恋愛も入れたかったから、
これ、ちゃんと書いたらきっと3万字とか越えるやつ。
しかも書き上げたとて、大して珍しくも面白くも、
更に言うと怖くもない話で。
で、切り替えて新しい話を書き始めることに。
やはり田舎の家系にまつわる話ではありますが、
今度は妙に明るいというか、ほのぼのというか。
どこがホラーやねん!
やはり今どきの小学二年生男子が主人公なのがいけなかったか。