Nicotto Town


見ると呪われる・・ことはない日記


ペロの大冒険2

【大草原イルファ】

 

 

龍次「いやぁ~しかしなんもねーなココは・・うーん・・あの時ピカってして。。気が付いたら・・」

 

 

【そこに龍次と同い年くらいの女の子が倒れている】

 

 

龍次「ん?」(一瞬女の子を見る・・が無視)スタスタスタスタ・・・「うーん、するとこれは夢か?にしてはリアルすぎるしなぁ・・」

 

 

モカ「ちょっ!ちょっと待ちなさいよ!なんで素通りするの?!普通女の子がこんな場所で一人で倒れてたら声かけるでしょ!」

 

 

(無視)

 

 

龍次「うーん、、夢ならほっぺたつねると分かるんだっけ?でもほっぺたつねったところでそれも夢の中でつねってる訳だし意味ねーじゃん!ぎゃはは!」

 

ペロ「わんっ」

 

 

モカ「・・・っ!ちょっとあんたねぇ!私の事見えてないの?!こんな美少女普通放っておかないでしょーよ!もういいわ、作戦変更よ、ピーーーーーーっ!みんな出てきてっ!」

 

 

 

 

 

【隠れていた5人の盗賊一味が姿を現す】

 

 

盗賊(リーダー)「よう兄ちゃん!残念だったな!オレ達に見つかっちまったのが運の尽きよ!その剣にその肉!いや、身ぐるみ剝がさせてもらうぜ!」

 

(無視)

 

 

龍次「うん、でも一応確かめてみっか!」(ポンっと手を叩く)

 

 

スタスタスタスタ(盗賊リーダーの前に立つ龍次)

 

 

盗賊(リーダー)「あん?なんだてめぇ?ビビって言うこと聞く気にでもなったのか?」

 

 

龍次「(ニタァ・・・)」

 

 

(盗賊リーダーの両方のほっぺたを掴む龍次)

 

 

盗賊(リーダー)「な、なんだよ・・なにしやが・・イダダダダダダダっ!な、なにしやがんだてめぇっ!イダダダダダダダ!痛いっ!や、やめろっ!やめてくれっ!」

 

 

龍次「早く覚めろっ!夢なら覚めろっ!ンギィィィィっ!」

 

 

 盗賊(リーダー)「ぎゃああああああああっ!」

 

 

モカ「・・・・な・・なに・・こいつ・・・」(怖)

 

 

盗賊の手下「や、やめろてめぇっ!リーダーから手を離せっ!」(なんだこいつ・・(怖)

 

 

 

(口から泡を吹き白目を剥きながら倒れる盗賊のリーダー)

 

 

 

龍次「うん!夢じゃない!ってことで交番を探そう!行くぞペロ」

 

 

ペロ「わんっ」

 

 

【遠ざかっていく龍次の後ろ姿を見つめるモカ】(何故か赤ら顔)

 

 

 

モカ「見つけたわ・・あの方こそ。。あの方こそが救世主!」

 

 

【その頃。天界では】

 

 

 

 

創造神「なにぃっ!いきなり魔王を倒した奴が現れただと?!」

 

 

天使「はぁ・・我々もなにがなんだか・・」

 

創造神「確かに「異世界転生者」には快適ライフを過ごしてもらう為にチートな能力を授ける決まりにはなっておるが、いきなり魔王を倒す程の能力はやりすぎじゃろ!あの世界の管轄をしておる神を呼んでこい!」

 

 

天使「はっ!」

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

神(クロノス)「え、え~っとですね、、なんとも言いづらいのですが・・彼「白鳥龍次」にはまだなんの能力も与えていませんでして・・・(;^ω^)」(係の者が忘れちゃって・・)

 

 

創造神「う、嘘を付くでないっ!なんの能力も無いただの人間が異世界の魔王を倒せるわけなかろうが!」

 

 

神(クロノス)「私も一応神です。神は嘘を付けないことは創造神様も御存知かと(;^ω^)」

 

 

創造神「・・・・・・・・・・・・・・マジなの?」

 

 

神(クロノス)「・・・・・・・・・・マジです(-_-;)」

 

 

創造神「ええええええええええええ!(泡を吹き白目を剝きそうになる)そ、それなら彼には能力など与えてはいかんっ!生身であの強さに加えチートな能力など得てしまったら我々も滅ぼされるようなことになるやも知れんのじゃからな!」

 

 

神(クロノス)「い、いや・・あの・・・その・・・」

 

 

創造神「な、なんじゃ?もう驚かんから言ってみろ!」

 

 

神(クロノス)「係の者がさっき与えちゃいました(テヘペロ)」

 

 

創造神「・・・・・・・・・・あっそ、、、、、、、、んなにぃぃぃぃぃぃ!!!」(口から泡を吹き白目を剥きながら倒れる創造神)

 

 

 

 

 

 

 

【辺境の地。トアル】

 

 

ピッピ(少年10歳)「ぜぇ・・ぜぇ・・・爺ちゃん・・僕もう・・ダメかも・・」

 

 

トッピ(祖父72歳)「頑張れっ!頑張るんじゃピッピ!お前の父ちゃんを信じろ!あいつなら絶対に「アレ」を取って来てくれるはずじゃ!きっと明日にでも帰って来るから・・それまで持ちこたえるんじゃ!(涙)」

 

 

 

ピッピ「げほっ・・で、でも最強の竜なんでしょ・・・その肉なんて無理だよ爺ちゃん・・げほっ・・」

 

 

トッピ「信じるんじゃ、、きっとお前の父ちゃんならやってくれる!なにせおまえの父ちゃんは昔は勇者パーティーの一員だったんじゃからな!」

 

 

 

 

ザッザッザッ・・・

 

 

 

龍次「ふう・・やっと村っぽいとこに付いたけど誰もいねーのか?ま、いいや、おいペロ!早めのバーベキューすっから木とか拾ってきてくれ!オレはライターとか探してみるからよ」

 

 

ペロ「わんっ」トコトコトコ・・・

 

 

龍次「はぁ・・しっかしこれからどーすんべ・・知り合いもいねーし、ここがどこかも分からねー・・おーい!誰かいねーのかー!怪しいもんじゃねーからライター貸してくれよ!」

 

 

 

ピッピ「爺ちゃん・・げほっ・・外で声がする・・」

 

 

トッピ「ん?何も聞こえんよ・・それよりもう喋っちゃいかん、ゆっくり休んでおきなさい」

 

 

龍次「おーい!誰かいねーのかー?!おーい!誰かいませんかー!・・・おいこら!出てきやがれボケ共!なに無視してんだコラ!」

 

 

 

ピッピ「・・・やっぱり外に誰かいる・・げほっ・・でも・・なんか。。怖いんだけど・・」

 

 

トッピ「いやいや、、誰もおりゃしないよ・・寝てなさい」

 

 

ピッピ「爺ちゃん・・・多分・・耳が遠いせいだと思うんだけど・・・」

 

 

トッピ「は?」

 

 

ピッピ「いやだから・・」

 

トッピ「ん?」

 

 

ピッピ「いいから外に出てみろよ!このクソジジイ!」

 

 

【多分まだ続く】


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