Nicotto Town


見ると呪われる・・ことはない日記


ペロの大冒険3

【ガチャ・・】

 

トッピ「確かに誰かおるの・・見たことのない青年じゃが・・」

 

龍次「うーん、肉もいいけどやっぱたこ焼きが食いてーな・・モグモグ」

(龍次の地球での職業はたこ焼き屋)

 

ペロ「わんっ」

 

トッピ「そ、それは!!もし!そこの青年よ!それはドラゴンの肉ではないのか?!」

 

龍次「うぉっ!びっくりした!人いたのかよ」

 

【土下座をするトッピ】

 

トッピ「た、頼む!その肉をほんの少しでいいから分けてもらえんじゃろか?」

 

龍次「なんだ爺さん、腹減ってんのか?モグモグ・・まあいいけどそれより見てくれよ!」

 

ボッ!(指の先から小さな火を出す龍次)

 

トッピ「(・・?」

 

龍次「ほら!すげぇだろ!オレ指から火出せたんだぜ!」

 

トッピ「(・・?・・・・魔法がどうかしたのかえ?」

 

龍次「魔法?」

 

トッピ「そうじゃ、魔法じゃ」

 

 

龍次「・・・・・・ぷっ!ぎゃはははは!爺さんなんのギャグだよ!昨日ハリーポッターでも観たのか?」

 

 

トッピ「はりー?いやいや、お前さん魔法を知らんのか?」

 

 

龍次「知ってるけどよ!んなもんあるわけねーだろ!これはオレの特技だよ!(隠された才能ってやつだな!)」

 

 

トッピ「(特技・・・)いやいや、、わしにも出せるぞい。ほれ!ボッ!

 

 

龍次「へ?」

 

 

トッピ「と、とにかくじゃ、その肉がわしの孫の病気に・・・いや・・そんな訳ないか」

 

 

龍次「?」

 

トッピ「いや、わしの勘違いだったんじゃ、お前さんのような若い青年が黒竜の肉なんぞ持ってるはずもなかった・・すまなかったな青年。忘れてくれ」

 

 

龍次「なんだか知らねーけどよ、腹減ってんなら「ほれっ!」半分やるよ」

 

 

トッピ「・・・・そ、そうじゃな・・ありがとうよ青年。(ジャラ・・)これは少ないが受け取ってくれ」

 

 

龍次「なにこれ?」

 

 

トッピ「なにって金じゃが?」

 


龍次「アホか!金なんかいらねーよ!」

 

 

トッピ「いやしかしっ!」

 

 

龍次「オレが人から金もらう時はたこ焼きが売れた時だけだ、じゃぁ~な!」

 

 

 

トッピ「タコヤキ?」

 

 

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

 

トッピ「ど、どうじゃピッピ!」

 

 

【ピッピの身体から黒い斑点が消えていく】

 

 

トッピ「ま、まさか?!これは本当に黒竜の肉だったのか?!!あの青年は一体?!」

 

 

ピッピ「・・・本当に治った・・・治ったよ爺ちゃん・・・・これ、誰が取って来てくれたの?」

 

 

トッピ「・・・見知ら・・いや、お前の父ちゃんじゃよ!」

 

 

ピッピ「・・・と、父ちゃん帰ってきてたの?!どこにいるの?!」

 

 

トッピ「・・・また、、旅に出て行ったよ・・忙しいのじゃ、お前の父ちゃんは」

 

 

ピッピ「・・・」

 

 

(ピッピは知っていた・・おそらく、もう父親は「帰って来ること」が出来ないと)

 

 

・・・・・・

・・・・

・・・

 

 

龍次「やっぱ肉じゃ調子狂うわ、次はタコだな!よしっ!海を探そうぜ!」

 

 

ペロ「わんっ」

 

 

龍次「そういやあのトカゲぶん殴った時、(トカゲの)口から出てきたおっさん大丈夫かな・・まあギリ生きてたしなんとかなるっしょ!」

 

 

 

ペロ「そうッスね!」

 

 

龍次「?」

 

 

ペロ「どこ見てるんスか?兄貴!オイラっスよ!ペロっス!」

 

 

龍次「・・・・・へ?」

 

 

ペロ「なんか言葉が分かるっつーか、急に喋れるようになったっス!」

 

 

 

龍次「。。。。。お前・・・本当に・・・ペロ・・なのか?!」

 

 

ペロ「はいっス!」

 

 

龍次「ペロっ!・・・・・・・・お前!・・・お前・・・・・気色悪っ!

 

 

ペロ「!(꒪ꇴ꒪〣)」

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