重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/08/25 20:02:34
夏の甲子園が終わって夏競馬も最終週(何故か札幌だけは来週も)。良い形で終えて秋に向かいたい。今週末の重賞は新潟記念と中京2歳Sの2つ。
【新潟記念】今年からハンデ戦から別定戦に変更。例年最終盤に行われるから馬場の内側はかなり荒れてることが多く、馬場自体は外有利になりがち。ただ2~3秒のスローで仕掛け所も遅めのラスト3~4F地点がデフォルト。馬場傾向を活かした外差しは決まりやすいけど結果的に馬場の良い所を選んだ前の馬が展開利を活かして残ったりもするカオスなレースといったイメージ。別定戦に変わったことで格が問われるかも含めて興味深い。血統では近年はキングマンボが特注。あとはダンチヒやプリンスリーギフトらもまずまず。
明らかに例年よりメンバーレベルが高く別定戦になった影響を感じる。そんな中で1番人気想定がエネルジコってのはちょっとびっくり。ルメールが乗るってのが大きいんかな。青葉賞はスローの加速ラップを差し切った内容自体は言ってインの評価は必要やとは思うけど同じく後方から差してきたファイアンクランツとクビ差。少なくともこの時点で世代トップレベルとは言い難い。2走前のセントポーリア賞も出遅れで後方からぶち抜いた内容は派手やったけど時計自体は平凡。まだキャリア3戦で伸びしろは大きいと思うし馬自体は良いけどこのメンバー相手に人気になるほどのパフォーマンスを見せたかと言われると疑問。出遅れ癖も含めてゲートは遅いし追走力もないから距離短縮もどうなんかなと。クイーンズウォークは正直まだ適性を掴みかねてるんよね。グレナディアガーズの半妹で筋肉量の多い体型でマイラーかと思ったら中距離でもやれるし、温い流れが得意なのかと思ったら馬場や展開がタフやった金鯱賞勝つし。ちなみに巷で言われてるような左回り云々は回りが原因で右回りで負けてるわけではないから全く関係ない。何にせよ今回1番厳しいのは牝馬にとっては酷量の59キロを背負わされることかな。シランケドは前走ヴィクトリアMで直線内目を捌きながらの競馬で2着クイーンズウォークとはハナ差の3着。今回2キロ貰いなら買いやすいのはこっちではあるけど、中距離戦でここで人気するほどのパフォーマンスを見せたことがあるかと言われると微妙なんよね。成長してるって考えれば良いんかもしれんけどそんな安易に信用してええんかな?って気もする。ブレイディヴェーグは近走マイルを中心に使われてきたけど再三書いて来たようにマイルではピリッとした脚を使えへんあたりどう見ても中距離馬。府中牝馬Sはマスクトディーヴァがレース中故障したっぽいのはあったにせよ57キロを背負って強い勝ち方やったように大箱中距離+高速馬場はベスト条件。出し切れれば最有力候補。コスモフリーゲンはロベルトとヘイローのクロス持ちで小回りで先行力や機動力、パワーを活かす形がベストやから直線の長いコースが今回の課題になりそう。スローの決め手比べやとキレ負けするやろうからミドル以上で逃げて後続にも脚を使わせるレースメイクが出来るかどうかかな。前走七夕賞は馬の力で勝ったけどレースメイク自体は酷いもんやった。ちなみに鞍上の柴田大知は昨日の新潟2歳Sがクソレースになった元凶の3番手で動かんかった戦犯騎手。直線の長いコースやと日和ってスローに落とす可能性が高そうなだけにね。このメンバーでハンデもなしとなると余程馬場や展開が特殊でもない限りびっくりするような穴馬が好走するとは考えにくい。1頭挙げるならダノンベルーガ。2歳の共同通信杯以降はメンバー的に実質GⅠやった札幌記念以外はGⅠしか使われてきてへんからこの馬に限っては今回相手弱化。斤量を余分に背負わされへんのも有利。前走の有馬と2走前のJCは距離が長かったし3走前の秋天は7か月の休み明け。まぁ今回も8か月ぶりのレースではあるんやけど。距離千八~二千で馬体の関係から左回りが良いタイプ。使える脚は長くないから瞬発力戦でこそ。条件的に考えて今回見せ場もないようなら恐らくこの馬を買うことは二度とないと思う。