Nicotto Town



「黒猫」

一日三回、黒猫が庭にやってきます。

家の窓から見える、高くない石柱の上に座り、じっと窓を見つめて、こっちが気づくのを待っています。

にゃーとしない猫なので、かえってかわいらしくて、ついついその心理を考えてあげたくなってしまう。

来るたびに、茹でた鶏もも肉をあげたり、おやつを用意したり、冬は屋根のある小屋を立ててあげたり。

至れり尽くせりとまではいかないが、ゆっくりとしっぽを揺らしながら去っていくので、そこそこ満足したのではないかと思います。

近づこうとしても、触ろうとしても、避ける猫なのに、その距離感がなんだか悪くなくて、気づいたらもう五年くらい餌をあげてました。

昨日、夜中に猫の喧嘩の唸り声が聞こえました。外を覗くと、やはりうちの黒猫がもう一匹の知らない猫と対峙していました。

先に目を逸らしちゃ負け、というルールがあるらしくて、呼び止めたところで、どっちも私を見ようとしませんでした。

そして、戦いが始まりました。動きが速くてよく見えませんでしたが、猫の毛が飛び舞っていて、二匹は一瞬で街角に消えていきました。止める隙間もなかったんですね。

心配でしょ?私も窓際で待ってみることにしました。もしかしたら勝者は帰ってくるかもしれないと思いましたね。

五分後、一匹の猫が戻ってきました。石柱の上に余裕の表情で座っていたので、鶏もも肉と七面鳥肉をいつもより多めにあげました。

今思うと、もし縄張りで負けたらもう来なくなるのでしょうか?その黒猫にしか餌を与えてないのですよ。


私の猫になってくれませんかね。

#日記広場:日記

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2025/09/02 00:12
そこをかっこよく思うこともありますね(笑)前より強くなった気がします!
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2025/09/01 19:48
そとにいる猫は、いろんなことあって大変にゃあ



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