Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


チェーンソー体験講習会に参加してきました。



昨年の今頃、庭木を伐採してもらいました。
太くてヤニが多いアカ松などは、使いようがないので、
処分してもらったのですが、
コナラなどの広葉樹は、玉割りといって、
薪サイズの丸太に切ってもらって、
庭に転がしておいてもらったのです。

そこから先が私の一仕事、
まず庭木に転がっている丸太を一ヵ所に集めて、
防水シートを被せ、
残った丸太は、ベランダの下に押し込みました。

そして、家の外壁に沿うかたちで設置する薪棚を買い、
斧を買い、丸太トングという丸太を運ぶ道具や、
作業用手袋を買って、薪割りを開始。

しかし、手頃なサイズの丸太は、
気持ち良くパッカーンと割れるのですが、
ちょっと太くなると、なかなか割れない。
かといって、薪割り専用機を買うほどの
丸太の量ではない。
となると、これはチェーンソーで、
縦に裁断するしかないのではないか。

それに、すべての丸太が
薪サイズの長さに切り揃えてあるかという
結構アバウトで、長すぎる丸太もたくさんあります。

なので、今年の春、
バッテリーで動く電動チェーンソーを買い、
防護服やヘルメットも買いました。

でも、チェーンソーは動かしたことがないし、
キックバックと言って、
チェーンソーの刃を当てる場所を間違えると、
刃が自分の方に向かって飛んでくる現象があるので、
これは一度、ちゃんとした講習会を受けるべきだなと思ってました。


そして先日、市の広報で、
NPOが主宰するチェーンソー講習会が開かれることを知ったので、
さっそく参加申し込みをすませて、
今日、チェーンソー講習会を体験してきました。

会場は、山の中。
未舗装の悪路を車で進んだ先にある、
市が所有する森の伐採地。
昨日までの雨で道はぬかるんでいましたが
私の車は四駆の軽SUVハスラーなので、
泥に嵌まることもなく、無事会場に到着。

ヘルメットや防護服の装着など、
作業服で気をつけることの説明から始まって、
チェーンソーの仕組み、
チェーンソーは2サイクルエンジンなので、
混合ガソリンの入れ方。
そして、チェーンソーを廻す際の潤滑油となる
チェーンソーオイルの入れ方。

そして、エンジンをかけ、ブレーキを外して、
40㎝以上あるアカ松やカラ松の太い丸太を、
薄く輪切りしてみました。

丸太の上から切ると、
最後の方が丸太の重みで裂けてしまうので、
最後は一度刃を外して、
丸太の下側から刃を持ち上げるようにして切って行きます。

ふむ、面白い。

別のチェーンソーを使ってみると、
チェーンソーにも個性があって、
小さいがゆえに力不足のチェーンソーもあれば、
刃の研ぎ方が甘いために、
切り落とすまで不必要に時間がかかってしまう
チェーンソーがあることもわかりました。

道具は、用途に合わせた機種を選び、
メンテナンスをしっかり行うことが大事です。

次に自分で玉切り作業を行う際、
丸太を置く台が必要になるため、
太い丸太にV字の切り込みを入れて
丸太が安定しておける台を作る練習。

これは、チェーンソーを
丸太に斜めに食い込ませていくことになります。

丸太の半分まで斜めに切り込みを入れた後、
身体の向きを入れ替えて、
反対側から同じように半分まで斜めに切っていく。
そうすると、半月型のレモンのような形が切れて、
丸太にV字の切れ込みができます。

ふむ、面白い。

そんな私を見て、
指導してくれた方が、
「あなた、チェーンソー使ったことがあるの?」
「いえ、今日が初めてです。」
「それにしては、筋が良い。」

確かに、このような道具の使い方みたいなものになると、
安寿は飲み込みが早いようです。
道具を使いこなすコツみたいなものを素速く見抜き、
身体で憶えていく。

そういう憶え方のコツが身についているかもしれません。

お昼休憩の後は、
チェーンソーの手入れと研ぎ方の練習。
チェーンソーは、使ったら毎回カバーを外して、
エアダクトやチェーンソーの根元部分に溜まった木屑を掃除し、
そして、ヤスリで刃の目立てをしなければいけないようです。

その点から言えば、結構面倒くさい道具ですが、
でも、私の場合、年に数回程度しか使わないだろうし、
そのぐらいならば、メンテナンスも苦にならないでしょう。

それに私、刃物を研ぐのが好きですし。

 …刃物を研いでいると、
  なぜか鬼婆のように、
  人に斬りつけてみたくなる…。  ☆\(ーーメ) ヤメナハレ

最後に、スウェーデン・トーチと言うものを作りました。
これは、丸太の切り口からケーキを切るみたいに六等分の切れ込みを、
丸太の長さの2/3程度ぐらいの所まで入れて、
その切れ込みの中央に火を付けると、
切れ込みまで丸太が燃えていくというものです。

チェーンソーの練習としては、
丸太を縦置きして、
均等に六等分に切り込みを入れていけるか、
その切り込みからチェーンソーの刃を、
丸太の2/3ぐらいのところまで真っ直ぐ降ろしていけるか、

これがスウェーデン・トーチを作るコツですね。
…とコツの飲み込みだけは早い。

そのためには、まず縦置きした時、
安定している丸太を選び、
加えて、丸太を置く場所を選んで、
丸太を安定させること。

チェーンソーの根元には爪が付いているので、
その爪を丸太の横に当てて、
そこを支点にしながらチェーンソーを切り落としていくと、
刃が真っ直ぐ落ちること。

おー、私、確かに上手い。
均等に6等分して、しかも真っ直ぐ刃が落ちている。
材料が余っているみたいだから、
もう一本作ってみよう。
楽しい~。

以上で、今日のチェーンソー講習会はおしまい。
なんとか雨にも降られず、無事終了しました。

自分が作ったスウェーデン・トーチと
輪切りにした丸太はお持ち帰りできると聞いていたので、
ハスラーの後部座席を倒して、
養生のための防水シートを引いておきました。
そこに丸太を積んで、今日の講習会は解散。

とはいえ、チェーンソー仕事は、
おが屑だらけになります。

それに丸太を切るのはチェーンソーでも、
重いチェーンソーを良い角度に保ちながら、
丸太に当て続けるのは、結構力が要ります。
したがって汗を掻きます。

なので、まずは家まで一直線に帰って、
積んできたスウェーデン・トーチや輪切りの丸太を降ろし、
養生シートを洗った後、
お風呂に一直線。

そして、コーヒーを煎れながら、
この日記を書いています。

私の場合、家に薪ストーブがあるわけではないし、
今は庭に積んである丸太を、
暇な時に薪にしていけばいいだけなので、
すぐにチェーンソーを使わなければいけない状況にはないのですが、
でも、今日身につけたコツを忘れないように、
早めにチェーンソーの使い方を復習しておかなければ。

ふふふ、これで私も、チェーンソー・ウーマン。

でも、スプラッターのホラー映画にはしません。
もっとメルヘンな感じで木こり仕事をしたいです。
 
へいへいほー。   ☆\(ーーメ) そりゃ与作じゃ

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