村上海賊の娘
- カテゴリ:小説/詩
- 2025/10/08 07:07:24
以前
のぼうの城 忍びの国 とおもしろかったので読んでみたけれど、なんとなくはまれずに終わった。
今回改めて図書館で借りてみた。
歴史にうといから
何度も大河ドラマみていても
織田信長と毛利と更に海賊まで出てくると
もう何がなんだか
誰がどこの人なんだか
大坂本願寺?なんかさらっと終わっていたような。
織田信長と大坂本願寺の戦いの中、
兵糧攻めをやぶるべく運び役を海賊に頼むという筋らしい
とわかるまでややしばらくかかった。
それでも、海賊の娘 醜女にて悍婦(荒々しい)という
勇ましい姫はかっこいいな。
瀬戸内の地理にもうといから本にある地図をみながら
昔は戦いに至るまでの駆け引きもずいぶんとあったんだな
家、を守るために戦い、ちっていく。
嬉々として戦いに望むものたち
醜女、悍婦と言われつづけ、自分に自信がなく
ならばと戦いに意義を見出そうとして心砕かれ
それでも、いっとき関わった門徒たちがいつわりの言葉に踊らされて
戦わされてると知ると猛然と突っ込んでいく。
真っ直ぐさ脆さを超えて戦いにいく姿
心動かされました。後半はすっかりはまっていた。
鬼手ってそういう意味だったのか。
いろいろおもしろかった。
最後の考察がまたなんとも。。。
家のために戦って、家を存続させようと戦って
長い歴史の目でみたら、今はもうどの家もなくなって。
それでも、その瞬間、そのときを
必死に生きてたんだよな。
それにしても「七五三兵衛」って読めないわ
しめのひょうえい
おもしろかったです。