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「支持率下げてやる」に見える報道バイアス

「支持率下げてやる」カメラマンを厳重注意、時事通信社 他社の写真記者との雑談中に発言 (産経ニュース)
https://www.sankei.com/article/20251009-IMHSBMHREBFDXKLMSF7LXJKRX4/



「高市早苗氏とメディアの構造的対立 ― 『支持率下げてやる』発言が示す報道バイアスの深層」

今日は、最近話題になっている「支持率下げてやる」という報道陣の発言をきっかけに、高市早苗氏と日本のメディアとの関係構造について考えてみたいと思います。

この発言は、時事通信社の男性写真記者によるものと判明しました。
取材現場で高市総裁の囲み取材を待つ中で、「支持率下げてやる」という声がマイクに拾われ、その音声がネットで拡散された――。

報道機関にとっても、そして日本の政治文化にとっても、非常に象徴的な出来事でした。

【第1章 高市早苗氏という「既存メディアが扱いにくい政治家」】

まず最初に、高市早苗氏という政治家の位置づけから整理します。

高市氏は「女性初の自民党総裁」という期待を背負う一方で、思想的には明確に保守路線を掲げています。

つまり彼女は、「女性でありながら保守」という、メディアの物語構造に収まりにくい存在なのです。

戦後日本のメディアは、長く「リベラル的価値観」を中心に据えてきました。

平和主義、護憲、反権力、人権尊重――

こうした理念は社会的には重要ですが、政治報道の中で「リベラル=善」「保守=強硬・危険」という二項対立を生んできたことも事実です。

その中で高市氏は、「女性リーダー=リベラル」という従来の文脈を壊す存在です。
ですから、一部のメディア関係者にとっては、”価値観的に都合が悪い女性政治家”なのです。

【第2章 リベラル的報道姿勢との構造的摩擦】

次に、メディア側の構造を見ていきましょう。

日本の大手メディアは戦後、アメリカ型の自由主義ジャーナリズムを基調に発展してきました。
そこでは、「権力の監視」「反体制的な立場」が報道の美徳とされてきた。

しかし、その「反権力」がいつのまにか、「反・自民党」や「反・保守政治家」という固定観念に変質してきた面があります。

政治家を批判するのは本来の役割です。
ただし、その批判が政治的敵意に基づくとき、報道の公正性は失われます。

今回の「支持率下げてやる」という発言は、まさにその危うさを象徴しました。
あの一言は、「報道の目的が、国民への情報提供ではなく、政治家の支持率操作にある」という印象を市民に与えてしまったのです。

【第3章 市民の受け止めと報道への不信】

では、市民はこの出来事をどう受け止めたでしょうか。

SNS上の反応を見ると、最も多かった意見は「やっぱりメディアは支持率を操作している」というものでした。

実際、多くの人が以前から、報道の政治的偏りを感じていました。

ニュース番組のトーン、見出しの選び方、切り取られた映像――

そのすべてに「意図」を感じるという人が増えています。

今回の事件は、そうした不信を決定的に裏付けるものとなったのです。

結果として、テレビや新聞に対する信頼はさらに低下し、SNSやYouTubeなど、個人発信の情報源への依存が加速しています。

つまり、「報道機関」より「情報発信者」を信頼する時代に入ったとも言えます。

【第4章 「報道の自由」より「報道の信頼」へ】

ここで重要なのは、今回の問題が「報道の自由」の危機ではないということです。

むしろ問われているのは、「報道の信頼性」です。
市民が求めているのは、自由に報道する権利ではなく、「公平で誠実に報道する姿勢」です。

報道機関が「自由」を盾に自己正当化を続ける限り、国民との間の信頼の溝は広がり続けるでしょう。

本当に求められているのは、

「信頼される自由」――

つまり、国民から信頼を得ることによって初めて成立する報道の自由です。

【第5章 政治的帰結:逆効果の可能性】

最後に、政治的な側面について触れます。

皮肉なことに、今回の発言は高市氏の政治的立場をむしろ強化する結果になる可能性があります。

今後の報道によるネガティブな印象操作が、逆に高市氏への同情と支持を広げる――そうした逆転現象が起きるかもしれません。

【結論】

「支持率下げてやる」というたった一言が、これほど大きな波紋を生んだ理由――それは、市民がすでに、メディアを信頼していないという現実を示しているからです。

高市早苗氏という存在は、単なる一人の政治家ではなく、戦後メディア価値観と保守政治の衝突点そのものです。

報道機関が今、最も問われているのは、「自由に批判する権利」ではなく、「公平に伝える責任」です。

そして、これからの社会で生き残るメディアは、声の大きさではなく、静かな誠実さを武器にするメディアだと私は考えています。

【締めの言葉】

最後に一言でまとめましょう。
この事件の本質は――

「報道の自由の問題ではなく、報道の信頼の問題」である。

そして高市早苗氏という存在は、その信頼をもう一度、私たち自身に問い直すきっかけを与えた。

以上です。ありがとうございました。

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