Nicotto Town



2階の窓際

猫が死んだら、猫かごの中にポリ袋を敷き、その上にクッションを置いた上に寝かせてあげてねと伝えていた。

敷いていたクッションは残尿で汚れてしまったので、洗って2階の踊り場の窓際に干した。
茶色くて、猫かごのカーブそのままの薄いクッション。
つまりは、猫の寝姿の形に酷似したクッション。

とっくに乾いているのに、「しまわないで」と言われてそのまま干してある。
「一瞬そこにいるみたいに見えるんだ」と言われ、確かにそこにこんな風にいたな、と思う。
毎日忙しくてなかなか彼のことを思い出せないけれど、階段の上り下りの時に思い出せるなら、もう少し置いておこう。

亡くなった後、お世話になった犬猫病院にあいさつに行ったら、後日お線香とろうそくのセットが送られてきた。
先生の心遣いに感謝しつつも使わずにいたが、おととい家に引き込まれる電気の線が半分切れたとかで、修理のため停電したので、いい機会だからと使用した。

刺身皿に蝋を垂らして、ろうそくとお香を立てる。
そういえば、猫が苦手だから香りのものはずっと使っていなかったな。
そんなにきついにおいではないから、お前でも平気かな。


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