Nicotto Town


あなたに会えてよかった♪


【イベント】ソロキャンイベント Vol.1


それは、ふとした思いつきでした。


仕事がひと段落して、バックヤードでのり弁当の蓋を開けて、ペットのウーロン茶をひと口…

そしたら、隣に座った後輩が
「なんか、楽しいイベントやってみたくないですか?」
ほっぺたにご飯粒つけながら(笑)
お前さ…
いちお、若い女子なんだから
そうゆーのは、きをつけたほうがいいんぢゃね?
と…思ったのはまぁ内緒でね(笑)

でもま、後輩の提案だもんで、話広げる意味でも言ってみたんだよ。

「そだなあ…どんなイベントがいい?」
漬物を頬張って、俺が一言。

「そうっすね…たとえば、バーベキューイベントなんかどうですか?」

ほうほう…
俺が、ソロキャン好きなのが分かってて…そんな提案を?


「うんうん いいと思うよ。バーベキューはね…」
「ですよねっ!けーすけさん、やってみませんか?」
同意を得たかのよーに、前のめりになって俺の方を振り返りながら彼女が一気呵成に、しかもかなり前向きなっているのが分かった。

「うんうん バーベキューを楽しむなら…」
「はい、楽しむなら…?」
目を輝かせて、俺の次の言葉を待ち構える後輩(≧▽≦)

「やはりアルコールは必須だな… それをどうやってクリアするかだ」

バーベキューだと、やっぱ肉や野菜、海鮮を炭火で焼いて楽しむのが普通だ。
でも、デイキャンプだと、
ドライバーがアルコールをたしなむことができない…
(もちろん同行者は飲酒できるんだけど、それだとメンバー全員が楽しめないからね…)

「あ、そうですよね… 日帰りキャンプだと、お酒はNGですもんね…」
急にしょんぼりしちゃう後輩。

俺は慌てて
「いや 提案自体は良いと思うよ。だとしたら、お酒OKってなる企画を出せばいいんじゃないかな?」

「そうですよね… てことは、ノンアルを提供するとか?」
「ほうほう、でもそれって根本的な解決方法になってないだろ」

「バスツアーとかで、ドライバーの飲酒OKにするとか?」
「それだとデイキャンプにならんな」

考え込むヤツ。
そりゃそうだよな。
これって相反する条件をクリアできるかどうかって課題だもんな。

後輩の顔が赤くなってくる。
考え込むと、袋小路に入り込んでいくんだろな。


「わかんないです…どうしたらいいのか…」
お前はソロキャンのことが全く分かってないなあw

そう思いつつ、ヒントを出してみたんだ。

「日帰りにこだわることはないんぢゃね?」

ぱぁぁぁぁ!!
ヤツの顔が明るくなった。

「ですよねっ!じゃあ 宿泊キャンプがいいんじゃないでしょうか?

あはは
やっとゴールに辿り着いたみたいだなあ。

俺は最後に残ったのり弁の白身魚フライのかけらを箸でつまんで


「企画立ててみな。俺の協力するからさ」

そう言って、笑って見せたんだ。

でもその後が大変だったんだってばさ(笑

続く

#日記広場:自作小説

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2025/10/21 06:42
キャンプに行った話かと思いきや、まだ行くこととなるきっかけのお話
でしたね。
この流れだと、上手くソロキャンに誘導してるようにも感じるのだけどw
後輩ちゃんに企画をお願いしちゃうとは、少しイジワルさんなんて思っちゃったよ。
さてさてこれからどうなるのか、、、ですねw( *´艸`)




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