昨日も今日も
- カテゴリ:コーデ広場
- 2025/10/27 00:02:39
コーデがハロウィンから離れちゃったので、ハロウィンぽい?話を。
子供のころ、たぶんハロウィンのころだったと思う。私の通う幼稚園はニワトリを飼っていた。
ある日、ニワトリを観察していた私。ニワトリは先生に飼料をもらって、それをつついていた。先生にいつもこれをニワトリは食べているのか聞いてみると、そうだと言う。でも、放し飼いとかしてるところは、ミミズとか小さな虫なんかも食べているんだよと教えてくれた。
私は小さな小屋で微妙なにおいのするエサをつついているニワトリがなんかかわいそうに思った。そして、ニワトリにミミズをおごってあげようと決意した。
「ちょっとまっててな^^」
おもむろに、マイスコップを取りに行き、幼稚園のはしっこの木の生えているあたりに向かった。ミミズは土の中にいるといわれて、掘り返すも、なかなか見当たらない。ところが、ちょっと大きめの石をひっくりかえすと、いるわいるわ大漁である。そこらじゅうの石をひっくり返して、大量のミミズをゲットした私。とりあえず、いっぱいとれたことを先生に報告しに向かった。
いれるものを持っていなかったので両手にいっぱいのミミズをのせて歩き出したが(子供パワー。今じゃできないw)自由を求めてミミズが動き回るものだから落とさないように必死だった。
事件はその後起きた。幼稚園の中に入るには3段ばかりの階段があって、それをあがろうとした時だった、脱走に成功したミミズが一匹足元に落ちた、そしてそれを踏んづけてしまったのだ。
「つるっ」
ここからはなぜかスローモーションだった。体勢を立て直す暇もなく階段の角が近づいてくる。今、手をつけば怪我はしない。でも、せっかくつかまえたミミズをまき散らしてしまう。私は覚悟した。
「ガコンッ」
激痛だった。転んで、あごの下の方の骨を階段の角にぶつけてしまったのだ。しかし、ミミズは無事だった。
しばらく動けなかったが、何とか立ち上がって、先生にミミズを見せるべく幼稚園の中に入っていった。しばらく後、
「きゃ~~~!」
先生の第一声である。
私は、褒めてもらえると思っていたのに、なぜ叫ぶ?
ミミズはゴミ箱に叩き落とされ、なんか布で顔を包まれ、手を洗わされて、病院に連れていかれた。
そう、私は転んだ時怪我をしていたのだ。あごの下の部分を3針縫う結構な怪我だった。
先生が見た光景は、満面の笑顔で園児が入ってくる、両掌には大量のミミズ。そしてなにより首から下が血に染まっている。さらに点々と血を滴らせながら近づいてくる。
さぞかしホラーであっただろう。ちょっとトラウマになったかもしれない。リアルハロウィンホラーだ。
傷跡はちょっと残った。首のかげになる所なので目立ちはしなかったけれど、大騒ぎになってしまったので、これからは、まず身を守ってから、他のことを考えようと学習した。
当たり前のことなんだけど、これは怪我とかに限らず、体が疲れ切ってるのにがんばりすぎてしまったり、心が悲鳴を上げているのに無理しちゃったり、そうもいってられないときもあるけど、できるだけ自分を大事にしてあげようってことです。子供のうちは特に。自分ではどうにもならなそうなら、助けを求めて。ん、なんか偉そうなこと書いちゃったw
先生にとっては、とんだ恐怖体験だったと思うけど、それからもちょいちょいミミズを捕まえてニワトリに貢いでいましたwさすがに見せにはいかなかったけどね!




























