Nicotto Town



重賞展望


今週末は2場ずつの3日間開催。重賞はマイルCS、東スポ杯2歳S、福島記念の3つ。

【マイルCS】京都外1600は前半の3~4F目が上りに当たることで極端なハイペースになることは少なく、下りが始まる後半4Fロンスパの形がデフォルト。連続開催の後半になるこの時期の京都は馬場が荒れて時計が掛かることが多く前後半とも3Fは34秒台になることが多く勝ち時計も1分32~33秒台で差しも届く。同じマイルGⅠの安田記念が1分31秒台になることが多く高いレベルでの追走力も求められるのとは対照的に追走力やトップスピードはあまり求められへん。その辺りが千八寄りの適性を持った馬の好走が目立つ要因かなと。ちなみにCコース1週目に行われるのは例年通りやけど例年は連続開催の7週目で今年は8週目(変則日程の24年はBコース3週目)。コース替わり週で内外の有利不利は年によるからまずは土曜で見極めたい。血統では欧州色の強いノーザンダンサー系やロベルトの血が目立つ。

ジャンタルマンタルは前走富士Sはガイアフォースを捕まえ切れへんかったけど斤量2キロ差や余裕残しやった分の差で負けて強しの内容。若干掛かる面はあるけどスタートは速いし仕掛けられてからの反応も早く操縦性も高そうで馬場や展開、コースの対応幅も広い。そもそも大敗したのは富士Sを回避後でマイルCSも使えずぶっつけになった香港マイルだけやからね。まぁ、余程の馬場や展開不利でもない限りは普通に走ってきそう。アスコリピチェーノも日本ではほぼ崩れず走ってるけどNKマイルCは不利(強引に割ろうとしたから加害馬側ではあるけど)がなくてもジャンタルには勝ててへんと思うし京都マイル重賞はダイワメジャー産駒にとって鬼門やからね。東京や阪神では数多くGⅠを勝ってるのに京都マイルではマイルCS未勝利で重賞全体でもデイリー杯2歳Sをアドマイヤマーズが勝っただけ。同じようにダイワメジャー産駒にしては斬れたセリフォスも結局京都では未勝利やったし。ソウルラッシュは強くなって上がりの速いレースでも崩れへんようになったけど本質的には道悪や速い流れの消耗戦といった上がりの掛かるレースに滅法強い馬。例年レースの上がりが33秒台になる安田記念より34秒台のマイルCSで着順を上げるのも当然で今年も馬場は荒れてきてるし極端なスローの上がり勝負にでもならへん限りは有力。ガイアフォースは成績にムラはあるけど得意の大箱ワンターンならほぼ崩れてへんし府中マイルで対ソウルラッシュ3勝1敗。初のマイル戦やった京都のマイラーズCでも先着してるように能力的には遜色ないし持続力が求められる京都も悪くないはず。問題はクロフネの血を引く馬は冬場に歩様の硬さが出る点でこの馬も冬場は結果が出てへんのよね。だからこそこの時期ダートを使われたりしてるんやろうけど。気温が高いならともかく今週気温が下がるって話やからなぁ。レーベンスティールは今一つベスト条件が掴み切れへんけど勝った重賞は全て高速馬場+後傾ラップの中距離戦。そう考えるとマイルではやっぱり追走面での裏付けが弱いかなと。今の荒れ馬場もどうかな。穴っぽいところではまずエルトンバローズ。2走前の中京記念は故障明け+苦手な瞬発力戦で前走毎日王冠もスローで上がりが速すぎた。千八寄りの馬やから適度に時計や上がりが掛かるここはフィットしやすい条件。ただ去年より前に行く馬が少ないから今年はもう少し前に行く意識が欲しいかな。あとはエコロヴァルツは福島記念と両睨みみたいやけど出て来るなら。安田記念は道中不利があったしこの馬の上がりでは厳しい展開やった。荒れ馬場の朝日杯ではハイペースを後方から差し込んで来たし適度に時計や上がりが掛かるなら。最後に去年ハイペースを先行して3着のウインマーベル。基礎スピード面を問われて良さの出る阪神内1400ベストな馬だけにペースが落ち着けば着順が上がるとも言えへんけど前に行く馬が少なく展開に恵まれる可能性はあるかなと。

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