Nicotto Town


PAMPA -今日の気になる-


日本が頭下げる?中国はポケットに手 映像拡散

中国はポケットに手、日本は頭を下げ…中日対立の中で拡散した“屈辱映像” (中央日報日本語版)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd47bc6c1f0cef578297061c0338fe2d10ab4105



中国が“屈辱映像”を公開した意図

中国が日本外務省高官を見下ろすような構図の映像を拡散した背景には、複数の目的があると考えられます。第一に、中国国内のナショナリズムを刺激し、「日本に強く出ている中国」を演出することで国内世論を引き締める狙いがあります。第二に、国際社会に対し、日本が外交的に弱いかのような印象を与え、中国の主張が優位であるように見せるイメージ戦の要素も強いです。第三に、日本国内のSNSや世論が映像に過剰反応することで、日本社会内に分断や政府批判が生まれることを期待した“心理戦”の側面があると思われます。さらに、台湾問題をめぐる日本側の発言を牽制し、「これ以上踏み込むな」という圧力の意味もあると思われます。

総じて、この映像は 国内プロパガンダ・国際的印象操作・日本への牽制 を同時に達成しようとする、中国の典型的な情報戦であると言えるでしょう。


権威主義国や共産主義国でプロパガンダや世論操作が歴史的に行われてきた主な理由は、体制の維持、権力の正当化、そして国民の動員と統制という、独裁的な統治にとって不可欠な目的にあります。

プロパガンダと世論操作の主な目的

1. 権力の正当化と指導者の神格化
これらの体制は、民主的な選挙や自由な言論といった正当性の基盤を持たないことが多いため、イデオロギーと指導者の権威を唯一絶対のものとして国民に受け入れさせる必要があります。

・イデオロギーの浸透: 共産主義においては「プロレタリアート独裁」や「歴史の必然性」といった教義が、権威主義においては「国民の安全」「伝統の擁護」「秩序の維持」といった物語が、国家の行動を正当化するために利用されます。

・指導者の神格化: 指導者を「英断を下す英雄」や「国家の父」として描き、不可謬性と絶対的な忠誠を国民に求めます。これにより、指導者に対する批判や反対意見を許さない土壌を作り上げます。

2. 体制への反対意見と「敵」の排除
自由な議論や批判を許さない体制は、体制に異を唱える存在を国民の共通の敵として仕立て上げ、団結を促すことで内部の批判を封じ込めます。

・外敵・内敵の創出: 国内の不満や失敗の原因を、資本主義国、反革命分子、スパイ、あるいは民族的・人種的マイノリティといった特定の「敵」に転嫁します。

・社会の分断防止: 異なる意見の存在や社会的な不平等を隠蔽し、国民は全員が体制の目標に向かって団結しているという幻想を作り出します。

3. 国民の動員と社会の統制
プロパガンダは、単に受け身の服従を促すだけでなく、体制が推進する特定の政治的・経済的目標や戦争遂行のために国民を積極的に動員する手段でもあります。

・目標達成への意欲向上: 「五カ年計画の達成」や「戦争遂行」といった国家的な目標に対して、国民の愛国心や義務感を刺激し、献身的な労働や奉仕を促します。

・情報の独占: 国家が統制するメディアを通じて、国民が受け取る情報を徹底的に管理し、体制に不都合な事実や批判的な報道を検閲・黙殺することで、国民の認識を操作します。

これらの目的を達成するため、プロパガンダは教育、芸術、メディア(新聞、ラジオ、後にテレビ)、そして集会やパレードといった公的な場を通じて、国民生活のあらゆる側面に浸透させられてきました。


関連記事
「田舎のヤンキーでもあるまいし」中国局長両手ポケットに国民・榛葉氏 「中国焦ってる」 (産経ニュース)
https://www.sankei.com/article/20251121-2K6F6BU4PVFENJ2V7Q5R7CBNSM/

#日記広場:ニュース




月別アーカイブ

2025

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.