Nicotto Town


夢に見た我が家は、天と地がさかさま


深宇宙と脳と宗教のこと②



本日は、ぬくぬくもこもこ靴下を買いに出かけました。
洗濯もあるし、と最低限の二足を選びまして。
家に帰ったら、あら大変、バッグには一足しか入っていませんでした。
おはこんばんちわ、どこかで落としただろうことにも気がつかないさとしっくです。

さて。
昨日はつらつらと、自分の思っていることを書いてみまして。
なんとも拙いなあ、ぎこちないなあと恥ずかしいばかりですが。
私が「宇宙」「脳」「宗教」に興味を持ったことには、一応、きっかけがあります。
そんなこんなを、自分の思い出話として、記してみようと思います。

「宇宙」については、別の日記にも書いたとおり、従兄弟の本でした。
年に一度、母方の親戚宅におじゃましていたのですが、なにぶん本の虫の私、
外で遊ぶよりも従兄弟の本を読むことが多かったように思います。
そこでみつけた「星座の話」という一冊の書籍。
普段、なにげなく見過ごしている星々に、
太古の物語があり、名前があり、冬の大三角形などがある、
そのダイナミックさ、エキサイトさに、私はすっかり魅了されたのです。

以後、特に冬になると、夜中に星空を眺めるようになりました。
雪国ですので、降雪のあとには庭いっぱい雪が積もります。
その、冷たくてふわふわの新雪に、完全防備で横たわり、
父が使っていた小さな黒板を持ち出して、星の絵を描いたりしてました。

そこから、だんだんと宇宙の果てはどうなっているのだろう、ダークマターはなんだろう、
宇宙に飛び立ったボイジャーはなにを見ているだろう、等等。
ロマンチックな想像に浸り、読めもしないとんでもなく難しい本を買ったりして、
その夢に時に励まされ、時に癒やされ、時に慰められました。

その流れで、「宗教」とはいったいなんだろう、などと考えるようにもなりました。
実は、若い頃、三カ所の別々の宗教団体に所属したこともあります。
ひとつは仏教系・ひとつはキリスト系・ひとつは神道でした。
なぜ人は神や霊的指導者を求めてしまうのか、そこにすべて預けてしまうのか、
また、それらを信じて心は変わるのか、気になったからです。
書籍も、あれこれ買いました。
今も、各宗教の本が手元にあります。

また、宗教、特にキリスト教について知ることは、世界史を知る上で、
とても大事だと思ったのもあります。
日本人の私には、なぜそう歴史が動いたのか実感として捉えられなくても、
水面に漂うように人々が信仰していたものに近づいていけば、
多少なりとも認識しやすいかもしれないと思ったのも確かです。

最後の「脳」は、とても単純です。
私は小学高学年のある日、授業中にあわを吹いて倒れ、
あれこれ検査した結果「左前頭部脳波異常」と診断されたからです。
半月から一年ごとに、脳波検査のために通院していました。
そのとき、機械を頭部につけ、光がちかちかと瞬くのを感じたり、
仕舞には眠ってしまうような、子供にとってはヘンテコな経験を経て、
「脳波って、なにがよくてなにが悪いんだろう」「そもそも脳はどうなっているのだろう」
など、疑問が沸いてきてしまったのです。

また、世間を賑わすような事件で、時々、「心神喪失状態」と報道され、
それがどんな状態か、それは人を傷つけてもいい有様なのか、
もしかして私も、「脳波異常」からおかしくなってしまうのか、
主治医にも聞けない悩みを抱えながら、日々を過ごしていたことも、理由のひとつです。

好奇心旺盛な子供が、好奇心のまま育った結果、なぜか腐女子になり、
自分でもさっぱり意味不明ですが。
法隆寺の本を読んでいたのに、次は幻覚脳の本を読み、かたや同人誌も読む、
そんな贅沢な生活を、学生時代は送っていました。

今は、療養中であり、年明けには復職の算段で、
自分のことで手一杯ですが、
憧れて、追いかけて、胸をときめかせて、自分自身と会話した、
あのきらきらした世界を、もう一度、取り戻せたらいいなぁと夢想しています。

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