重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/12/01 19:56:10
東京・京都開催が終わって今週末からは中山・阪神・中京の3場開催。重賞はチャンピオンズC、ステイヤーズS、鳴尾記念の3つ。
【チャンピオンズC】中京ダート1800は上りスタートに加え角度のきつい1~2コーナーでペースが落ちやすいためハイペースにはなりにくいコース。ここ2年はマイル質のレモンポップが逃げたことで約1秒の前傾になったけどそれ以前の3年は0秒5の前傾~1秒0の後傾と前後半イーブンに近いラップ。定石通りペースが緩むと前有利、流れれば差しも決まるけど気をつけたいのは3~4コーナーも角度がきついからここでも緩みやすいし、スピードを上げながら回ると外に振られてロスが大きくなるから外を回るのは圧倒的に不利。中でも後方から外を回した馬はほぼノーチャンス。実際ここ2年2,3着のウィルソンテソーロやドゥラエレーデもコーナーではインベタやったし過去に差して好走した馬もほぼコーナーで内ラチに寄せてた。そういう一度緩めてから再加速するような能力はダートというより芝っぽいから血統ではサンデーやキングマンボといった芝の主流血統が目立つんかなと。
ナルカミは前走のJDCはハイペースで逃げて3冠のかかったナチュラルライズを突き放すゴリラみたいな力業で捻じ伏せた。2走前の不来方賞では上がりの速い展開でも逃げ切ってるしある程度ペースの融通は利くタイプやとは思うけどここまで逃げる競馬と2番手から早め先頭の競馬しかやったことがないからまともに揉まれたり砂を被ったりした経験はほぼ皆無。一線級の古馬相手は今回が初やし同型馬もそれなりに揃った感はあるからね。あっさりクリアしてもおかしくない能力はあると思うけど脆さを見せる可能性も否定でけへん状況ではある。あとは細かいことを言うと母系がワールドプレミアやヴェルトライゼンデを出してるスタミナ色強めのドイツ血統だけに距離は千八より二千の方がベターかも。ダブルハートボンドは前走のみやこSは後ろからは届きようのない超高速馬場は味方した面はあると思うけどハイペースを2番手から早め先頭でのレコード勝ちは強い内容。この馬もペースの対応幅は見せてるけどここまで逃げか番手の外しか経験がなく砂を被ったり揉まれたりした時にどうなるかは未知。ルクソールカフェもここまでほぼ全レースで外回しやから砂を被ったり揉まれたりは未経験。全兄カフェファラオは基礎スピードを活かせるワンターンや時計勝負で滅法強くフェブラリーSは連破してるけどコーナー4つで後半要素が問われやすいチャンピオンズCでは2度とも着外。砂被りも苦手。弟のこの馬も前走武蔵野Sでは展開利があったとはいえ完勝で同じタイプなことを感じさせたからね。JDCでは上位2頭に大きく離されての3着と何でもできるスーパーホースでもないしここは軽視したい。シックスペンスは初ダートの前走南部杯は好位の外追走で2着と当然これも砂を被ってどうかは未知。正直ダートでどこまで強いのかはまだわからんとしか言えへんけど少なくとも4番人気想定なら積極的に買いたいとは思わんかな。ウィルソンテソーロはキタサンブラック産駒でゴリゴリのダート血統やないからか軽めのダートで前半無理させず末脚を活かす競馬で良さが出るタイプ。ここ2年みたいに前半無理せず内に拘って決め手を活かす競馬が出来れば。穴っぽいところではまずメイショウハリオ。交流GⅠメインで走ってて中央で走ること自体珍しいけど平安Sは斤量59キロに加えてドスローを後方から展開不利で直線もドン詰まり。フェブラリーSも緩い流れで後方から外回しで6着なら悪くない。一昨年のチャンピオンズCでは2番枠から終始内ラチ沿いを通って差して来て5着。今年は世代交代の時期なのか未知の新興勢力が中心になりそうなだけにある程度計算できるのは大きい。最後にアウトレンジ。前走みやこSは高速馬場の千八ではちょっと忙しかったような感じで同じ距離でも標準的な馬場なら。地方とは言えミッキーファイトと差のない競馬も出来てるように力をつけてるのは間違いない。





























