郵便局にて
- カテゴリ:日記
- 2025/12/24 15:59:38
家の外装工事がようやく完了し、その支払い手続きに郵便局に行った。
書類を渡し、しばし待機。わたしの次に来たのが、白髪の杖をついた高齢の女性とその息子さんであろう、若めの男性。
その女性はマイナカードを作っていないようだった。
そうなると写真付き身分証はない。男性が窓口の係員の男性に、ネットに疎い、体が悪くあまり出られない等で証明がない人もいるでしょう、どうしたらいいのです、と食い下がっていた。
マイナカードを作りましょう、一人でが無理なら市の福祉課に言えば支援ができるので、と局の男性が一生懸命説明していた。
その人たちが帰った後、わたしの受付も同じ人だった。わたしは係官に言った。
「当市は「証明書関係は全部市役所に来てください」だから、厳しいんですよね。
よその行政は地域の行政センターや証明書は郵送もあるのにね」
何のためのデジタル化なのだ。またあまり知られていないがマイナ保険証としてマイナカード使用可能なのは5年。マイナカードの証明書使用期限は10年である。
更新時期を揃えようよ…不具合発生システムでしかないよ…
行政センターとの間に市役所がネットワークを構成してやればいい。うちのほうはまだ一応「郊外」という位置づけだ。だが特に谷戸地域では運転免許を所持していない場合「市役所までの道のり」は遠い。バスも通っていない地域もあるし、あっても1時間に1本だったりする。
わたしも精神障害2級の手帳更新に来年市役所に行かねばならない。更新手続きと受け取りの2回だ。送ってくれ…
むしろ基本全部オンライン、あるいはITが苦手な方のための逃げ道で郵送を行えばいい。役所は平日の9時-17時。今時高齢者でも75歳くらいまでは仕事をしている人も多い。現役世代ならなおのこと、自分だけでなく疎い親族のためにいちいち休みを取って行かねばならないのは本末転倒ではないだろうか。
マイナカード申請がオンラインで可能なのだから、更新も保険証もオンラインで完結してほしい。そして各種手続きも。































マイナカードは「悪い制度」なのではなく、「なぜ必要かの説明が周知されていないのが問題」なんですよね。あと、まともに運用できる人が設計していないこと。
本来はnekoyamaさんが懸念として書かれている、
・重複給付・不正受給の防止
・本人確認の厳格化(紙証明の限界の是正)
これによって、保険証使いまわしや無関係な人が保険証を証明書として戸籍関連書類の申請抑止も兼ねています。病院もたいていが電子カルテになっていますし。
金融機関などではすでに、マイナカードなど「顔写真なしの証明書」は使えなくなっていますし。
セキュリティ事故の主因は技術ではなく運用と使用する人がメインの問題なのですよね。
紙でもデジタルでも人が扱う限り事故は起きる(誤送付、置き忘れ、持ち出し禁止のものを持ち出し)ので、人がミスる設計が危険。
デジタルにおいても実際の情報漏えいの大半は、ハッカーの直接攻撃ではなく、USB・誤送信・フィッシングみたいな人的ミスを誘う方への誘導です。昔『アダルトサイト被害対策の部屋』という感染対策サイトでボランティアをしてたから(PCの感染診断だけしてた)やられた人の原因は数年単位で見ていて、今もSNSやニュースで追っていますが、「やられた原因」に変化はないです。
個人 → 騙してアクセスさせる。
組織・拠点 → 技術攻撃ですが、こちらはよほどソースに情報・影響力・持続性がある場合のみです。
DDoSも踏み台はセキュリティが甘い「オンライン状態の何か」なのですよね。
AI関連の問題も目にするけれど、どれもヒューマン・エラー。
個人情報や社外秘データを(やらないよう注意は出ている)使った。
周囲の管理者(親など)が精神疾患や若年者の「使用状況」を把握していない。
質問した返答の裏取りをしなかった(ハルシネーションを知らない)。
このどれかなんです。
技術は世代交代する。システムは更新される。流行りの脅威モデルは変わる。
その中で人間の「うっかり」「しまった」をどれだけ減らせるかなのではないかなと。
これらを頭に入れてきちんとしたセキュリティ対策をすることが一番大事なんですよね。
その辺がきちんとできていないので、現状問題が出てしまっていると思います。
デジタル化を「ヒューマンエラーを前提にして」設計し、運用するのが課題でしょう、と思います。
本人確認が雇用してる組織で行われてるからよかったのかも
最近聞いた話で住民票とかも、なりすまして他所に移して
別人がなりすましのために使ってたとか…
オンラインになって便利になるとか言われるけれど、
仕組みの隙きを、なりすましとか犯罪に狙われるみたいだし
きちんと対策を考えて欲しい…
更新のオンライン化は、カードの情報へアクセスできる手段を
一般化させることになるから、不正アクセスの機会が増えそうな気がしますね…
税金の支払いをオンラインにするためのカードとカードリーダ/ライタがあったけれど
あれって、もう販売されていないっぽい…
どんなに強固なセキュリティシステムでも、何年か経つとコンピュータの性能向上で
解読方法が編み出されてしまい、使えなくなってしまう。
利便性を追っていっても、いまのままじゃ、
いずれ使えなくなってしまうんじゃないかと思うんですよね…
長く続いてるシステムを維持する方がいい気がします。