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「小雪」について⑦

「「小雪」の頃、七十二候」 
初候(11月22日頃〜11月25日頃)  虹蔵不見(にじ かくれて みえず) : 虹を見かけなくなる
日差しが弱まり、はっきりとした虹が見かけられなくなる頃。
次候(11月26日頃〜11月30日頃) 朔風払葉(きたかぜ このはを はらう) : 北風が木の葉を払い除ける
朔風とは北風のこと。街路樹の落ち葉が舞うのもこの頃です。
末候(12月1日頃〜12月5日頃) 橘始黄(たちばな はじめて きばむ) : 橘の実が黄色くなり始める
橘とは柑橘、みかん類の総称。みかんは日本の冬には欠かせない果物。そんなみかんも食べ頃となります。

「「二十四節気」とは」
二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。二十四節気の名称は、中国で考案された当時のものがほぼそのまま使われています。考案当時の文明の中心であった黄河の中・下流域の気候を反映しており、日本よりも寒冷で大陸的な気候のため、日本の気候とは多少ずれがあります。
太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を中(中気)、そうでないもの(清明・立夏など)を節(正節、節気)と言い、節気から次の節気の前日までの間を一ヶ月とする月の区切り方を節切り、その月を節月と言います。季語の分類も主として節切りで行われています。夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、立春・立夏・立秋・立冬を四立、二至二分と四立を併せて八節と言います。二十四節気をさらに約5日づつの3つに分けた、七十二候という分類もあります。

「小雪の頃の行事」
「お歳暮」
** お歳暮の発祥 **
お歳暮は本来は「年(歳)の暮れ」を意味します。
それが年の瀬の贈答品を意味するようになるのは中国の風習の伝来が関係しています。中国道教の教えでは、旧暦の1月15日の「上元」、7月15日の「中元」、10月15日の「下元」の「三元(さんげん」に天の神を祭り、お供え物をする風習があります。これに日本のお盆のご先祖様を祀る「盆礼」行事と、正月の「御霊祭」を祀る行事が相まって、「盆礼」の頃にはお供物として「お中元」、正月の「御霊祭」にお供物の「お歳暮」を贈る風習が生まれたと考えられています。

** お歳暮の由来 **
日本でお歳暮の歴史がはじまったのは室町時代とも言われます。
「年(歳)の暮れ」には日頃からお世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるための「歳暮回り」という行事が行われていました。その時に手土産でお供物となる品々が「お歳暮」と呼ばれるようになったもの。当時のお歳暮の定番は、塩鮭や鰤、餅などの年越しに必要なもの。年神様のお神酒のつまみ、かずのこスルメといった珍味が主な品々。

** お歳暮のマナー **
贈る品物を選ぶ際は、自分の好みで選ぶのではなく、先様の好みや家族構成をなどを考慮して選ぶようにしましょう。生ものは日持ちのするもの選ぶように注意してください。
1.贈る時期
元々は正月を迎える準備を始める「事始め」、12月13日以降から贈る習わしがありました。ただし、現在では年末を避けた11月下旬〜12月20日頃までに贈るのが一般的。
2.のし紙
のし紙は、紅白の奇数本、(5本又は7本)で蝶結びに熨斗が付いたもの用います。表書きは濃い色の墨(薄い墨は弔事の際)で。上書きは結び目の上、中央に「御歳暮」。名前は結び目の下中央に表書きより小さめで、フルネーム。
3挨拶状を添える
お世話になっている方に贈る品物には、挨拶状を添えるようにしましょう。
お歳暮に添えるか、届いた頃にハガキや手紙を贈ります。

*喪中のお歳暮
喪の期間は、配偶者や2親等の親族が亡くなった場合は約1年間が一般的
お歳暮は感謝の気持ちを伝えるものなので、自分や相手が喪中でも、基本的には控える必要はありません。
ただし、最近の不幸であれば、少し時期をおいた配慮をするのが良いかもしれません。

「小雪 まとめ」
師走に入れば、街は年の瀬ムード一色。年賀状の準備にかかるのもこの頃から。
筆者、このようなお仕事に携わりながら、メールという武器を得て、年賀状をサボるようになっってしまった無精者です。「筆無精」とは、文を考えることではなく、下手な字を晒し手紙にしたためることを不得手とするものであることを実証しています。特定の個人に宛てて、下手な字で自筆して想いを伝える、覚悟が要ります。根気が要ります。すみません.....

「「小雪」とは?二十四節気の意味と冬の訪れを楽しむ過ごし方」
「小雪(しょうせつ)」という言葉を聞いたことはありますか?二十四節気の一つで、11月下旬に訪れるこの時期は、秋から冬へと移り変わる大切なタイミングです。
  寒さが増し、地域によっては初雪が降ることもありますが、本格的な冬の到来はまだ少し先。そんな「小雪」の頃には、冬支度を始めたり、旬の味覚を楽しんだりと、季節の変化を感じる風習や過ごし方がたくさんあります。この記事では、小雪の意味や由来、自然の変化、暮らしの工夫、冬を楽しむアイデアをご紹介します。

「小雪とは?二十四節気における意味と由来」

*小雪の基本情報
小雪(しょうせつ)は、二十四節気のひとつで、毎年11月22日頃に訪れます。この時期は、暦の上では冬が本格化する前の時期とされ、まだ大雪が降るほどではないものの、寒さが徐々に増してくる頃です。天候は曇りがちになり、地域によっては初雪が降ることもありますが、積もるほどではないため「小雪」と呼ばれています。

*「小雪」という名前の由来
「小雪」という名前は、文字通り「少しの雪」を意味します。これは、まだ本格的な雪のシーズンではなく、雪が降ることはあっても積もることは少ないことから名付けられました。二十四節気の次の節気である「大雪(たいせつ)」に比べると、雪の量が少ないことが特徴です。

*小雪の時期と太陽黄経
二十四節気は、太陽の動きを基に決められています。小雪は、太陽黄経が240度に達したときの節気です。具体的な日付は年によって若干のズレがあり、おおよそ11月22日~23日頃となります。これを境に、冬の気配が一層濃くなり、昼間の時間がさらに短くなっていきます。

*日本各地の小雪の風習
小雪の頃には、冬の到来を迎えるための様々な風習があります。例えば、関西地方では「お火焚き(おひたき)」と呼ばれる神事が行われ、火を焚いて厄払いをする習慣があります。また、農村部では、冬の備えとして農作業を終え、正月に向けた準備を始める時期でもあります。都市部では、クリスマスの準備が本格化する時期でもあり、街がイルミネーションで彩られる季節となります。


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