「七草粥について⑬」
- カテゴリ:日記
- 2026/01/07 15:00:56
「なぜ1月7日に七草粥を食べる?地域による違いも紹介」
1月7日は「七草の日」。春の七草を入れた御粥(おかゆ)を食べ、無病息災を願う風習に、子どもの頃から慣れ親しんでいる方もいるかもしれない。この日、参拝客に七草粥をふるまう神社も全国各地にある。でも、そもそも7つの野草がどんな理由で選ばれているのか、七草粥がいつ頃から食べられているのかなど、その詳細を答えられるだろうか?七草粥の背景を正しく理解したうえでいただく一杯は、これまで以上にありがたいものとなるに違いない。七草粥って何?その由来は?
「七草粥の成り立ちを知る」
七草粥は春の野草を入れたものだ。年の初めに、芽が出始めたばかりの春の野草を摘む「若菜摘み」の風習は、古くから日本にあったといわれている。
一方、中国には1月7日の「人日(じんじつ)」に7種の若菜を熱々の吸い物にして食し、邪気を払うという風習があった。この中国の風習と、日本古来の若菜摘みの風習が結びつき、1月7日に七草を食べるようになったと考えられている。
この人日、実は桃の節句ともいわれる上巳(じょうし)の節句や端午の節句と並ぶ「五節句」のひとつであり、年を新たにしてから初めて迎える節句。そんな節目にあることを噛み締めながらいただくと、感慨もひとしおだ。
また平安時代、初子(はつね、新年最初の子の日)に、野に出て若松を引いたり若菜を摘んだりして遊ぶ貴族の風習と、7種あるいは12種の若菜を天皇に供する「供若菜(わかなをくうず)の儀」が、宮中で七草を食べる行事となり、七草の風習の原型となったともいわれる。
古くは、中国同様に七草を「羹(あつもの)」と呼ばれる熱い吸い物に仕立てていたが、室町時代あたりからお粥に入れて食べるように変わっていったそうだ。
「七草粥を食べる意味と正しい作法」
こうして現代の生活に脈々と受け継がれている七草粥。今では正月三が日を過ぎると、早々にスーパーマーケットの野菜売り場に七草が並び始めるが、正式には1月7日の朝に、無病息災を願って食べるものだ。しかも早朝に作るのではなく、前日6日の夜から7日の朝にかけて、一刻(約2時間)ごとに七草を1種類ずつたたき、細かくしていくのが正式な作り方ともいわれる。酉の刻(17時~19時ごろ)から順に、酉・戌・亥・子・丑・寅・卯のそれぞれの刻に1種類ずつたたき、辰の刻(7時~9時ごろ)から煮て食べるというわけだ。まさか一晩かけて作るものだったとは!また、七草を刻むときに、「唐土の鳥が渡らぬ先に……」などと唱える地域もあるという。これは小正月の「鳥追い」の行事と結びついた風習だ。
「正月疲れの胃を癒やす風物詩」
由来はさておき、ごちそうが並ぶ年末年始を過ごし、濃い味付けのおせち料理を食べ終えた後の胃は、ややお疲れ気味。そんなタイミングで七草粥をいただくのは、とても理にかなっているようにも思える。現代にも七草粥の風習が根強く残っていることには、「胃腸を休める」という七草粥の効能も大いに関係しているのではないだろうか。
「春の七草、全部言えますか?」
スーパーマーケットなどで七草がセットで売られるようになった現代では、七草を野山で摘んだり、個別に入手する人はほとんどいないだろう。とはいえ、七つの野草の種類はぜひ覚えておきたいものだ。
春の七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの若菜のこと。これらの和製ハーブがどんな植物なのか、一つずつ見ていこう。
「セリ(芹)」
紀元前から中国で野菜として食され、日本でも『日本書紀』にセリの名が登場するほど、古くから親しまれている。「競り勝つ」という縁起のいい意味を持つ。セリには胃を丈夫にする効果や解熱効果、利尿作用、整腸作用、食欲増進、血圧降下作用などの効果があるといわれている。鉄分が多く含まれているので増血作用も期待できるとか。さらにビタミンCやミネラルが豊富で、免疫力UPや活性酸素の働きを抑える働きも。目の疲れにも作用するほか、セリ特有の香りは鎮静効果があるといわれている。
「ナズナ(薺)」
ペンペングサとしてお馴染みの野草。「ナズナ」という名前の由来は、「なでたいほど可愛い菜」だともいわれている。小さくて白い可憐な花をつける姿は、まさにその名の通り。また、「なでてけがれをとる」の意味を持つ。
江戸時代、7種をすべて入れる七草粥は庶民にとっては縁遠いものだった。当時は貴重な野菜だったナズナを主役に、1、2種を入れて作ることが多かったそうで、夜に七草を刻むことを「薺打つ(なずなうつ)」と言い表すこともある。ナズナには食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウム、抜け毛予防によいとされる亜鉛も含まれている。解毒作用や利尿作用、止血作用、胃腸障害やむくみに効果があるといわれている。
「ゴギョウ(御形)」
母子草(ハハコグサ)のこと。3月3日の桃の節句の際に、母子の人形を飾って母子餅を供えて食べたことから、御形(形=人形のこと)というようになったという。「仏様の体」というありがたい意味を持つ。咳や痰、のどの痛みに対して効果があるといわれている。
「ハコベラ(繁縷)」
ハコベ、特にコハコベの古名。身近な野草で、小鳥のエサなどにも使われる。「子孫繁栄」の意味を持つ。植物のなかでは豊富にタンパク質が含まれ、ミネラルも豊富なため、古来は薬草として使われていたという。特に昔から腹痛薬として使用されており、胃炎などのほかに、歯槽膿漏(のうろう)にも効果があるといわれている。
「ホトケノザ(仏の座)」
小鬼田平子(コオニタビラコ)のこと。植物の形状が、仏像の台座に使われる蓮の花が開いた形に似ていることからこの名がつけられ、縁起がいい植物とされる。
胃や腸の調子を整えてくれる効果があり、高血圧予防、歯痛や食欲増進などにも作用するといわれている。
現在「ホトケノザ」として一般的に知られている植物は、七草のホトケノザとは全く別のシソ科の植物。
「スズナ(菘)」
カブのこと。「神様を呼ぶ鈴」の意味を持つ。どんな土地でも育つ強さがあり、栄養価も高い。かつて中国で諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)が広めた野菜として知られることから、「諸葛菜」の別名がある。
胃腸を整え消化を促進し、しもやけ、そばかすにも効果があるというスズナ。カロテンやビタミンC、カルシウムや鉄分、ミネラルも豊富で、根っこの部分には、コレステロールを低下させてくれる成分も含まれている。
「スズシロ(蘿蔔)」
ダイコンのこと。「鏡草(カガミグサ)」とも呼ばれる。平安時代にはほかの宮中儀式にも用いられており、日本人と長い付き合いのある野菜。「けがれのない白」という意味を持つ。スズシロには美白作用があり、肌を若々しく保つビタミンCを多く含むほか、胃腸の調子を整えるアミラーゼや便秘に効果的な食物繊維も豊富。ダイコンにある辛み成分には、抗がん作用や抗菌作用も。ちなみに、これら春の七草を使ったものとは別に、「七種粥(ななくさがゆ)」という食べ物もある。これは正月15日に宮中で食べられていた粥で、米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、小豆の7種類の穀物を入れたもの。今でも小正月に食べられる小豆粥の原型とされる。


























「七草粥について⑥」に→「春の七草と秋の七草の違い|混同しやすい理由を徹底整理」というトピックスがあって少し触れてます。一応、秋の七草っていうのもあるらしいんです。食べれないんですけど。詳しくは「七草粥について⑥」を参照してみて下さい☆私も七草がゆセットというの買ってみました☆s
でも他の季節ではあまり聞きません。
なぜだろう?
七草がゆはスーパーでセットで売っているので重宝しますね。