黒牢城
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/01/21 08:47:54
米澤穂信氏の小説「黒牢城」を読んだ。
久しぶりに読後余韻にどっぷり漬かりたくなる小説だった。
主人公は織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠もる荒木村重。
彼が何故、織田に戦いを挑んだかは物語が進むにつれ明らかになるが
この小説の重心はそこではない。
堅牢で巨大な城の主である村重が次々に直面する不穏な出来事の謎を解いていく
ミステリー仕立てとなっている。
時代劇にミステリー!?
数年前に読んだ米澤氏の「折れた竜骨」も中世ヨーロッパを舞台にした「正当」なミステリーだったのを思い出す。
ミステリーに不可欠の探偵役は故あって有岡城の土牢に囚われている知将黒田官兵衛。彼は自らを捕えた村重を強く憎んではいるが、己の才覚を見せつけずにはいられない。そのために、村重に与えるヒントも謎めいている。読者は村重と共に与えられたヒントを元に難事件の謎解きをしていく展開。
後半、村重と官兵衛が対峙して織田を討つための秘策を論じるあたりから物語は急展開する。城で立て続けに起こった事件の真の首謀者が判明して以降は戦国の世に生きる者の「救い」とは何かを考えさせられる。
城主村重が貫いた信念、織田に対抗するために周到に準備した策が結果的に多くの民を無残に殺める結果になるのは皮肉。
それでも、エピローグでは一つの救いが見えた。
500ページを超える長編を読み終えて、これはミステリーの形を借りた重厚な文学だと感じる。
紹介してくれたゴンさんに感謝。
今年、映画化決定してるそう。本木さんが村重役。う~ん、彼には官兵衛を演じてほしかったな。

























陽気なギャングシリーズ、わたしも読みましたよ。面白いですよね!
伊坂氏の本はかなりたくさん、 読んだんですが一番好きなのはデビュー作だったりします。
本→映画か逆か悩みますね
今伊坂氏の陽気なギャングシリーズの2作目中です
「いまさら翼と言われても」っていうのを借りたよ。
会社帰り&買い物の後に行ったので、閉館時間が迫ってて、じっくり選べなかった。
また今度、「折れた竜骨」を借りて見るね。
米澤氏の本、5作くらい読んだけどどれもハズレがなかったよ。
何を借りたのかな。ファンタジー要素とミステリー要素のある「折れた竜骨」もおすすめだよん。
早速今日、同じ作者の別の本を図書館で借りてきたよ。
黒牢城は貸し出し中だったので、リクエストしてきた~。
観てないけど仮面の忍者赤影がリメイクされたらしいしね( ´艸`)。
時代劇って、継続的に作っていかないとどんどん技術が廃れていってしまうっていう危機感を持った人たちが多くなって「ここで、踏みとどまらないと」って力を入れ始めたんだと思う。真田さんの「将軍」や自主制作映画の「侍タイムスリッパー」、昨年から話題の「国宝」は近代だけど日本の伝統がテーマだし。ネトフリ配信の「イクサガミ」も良かったしね。
歴史知識が乏しいわたしでも、夢中で読み進められたからエンタメとしてもよく出来てるなあと感じたよ。
さて、積読本の山を崩そうかなv 超古代が舞台だと、ほぼファンタジーになるよね。
最近時代劇とか チャンバラもの 多いですね♪
ファンタジーとミステリーが好きなのだ。
恥ずかしながら、荒木村重って誰?黒田官兵衛って聞いたことあるような???なわたしでした。
しずかさんはご存じなんですね。凄く面白かったですよ^^
歴史事実を踏まえたミステリー小説ってすごいジャンルですね。