こんぺいとう
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/01/27 01:21:37
めずらしく図書館で勉強をしていた
と
前の本棚がゆがみ・・・
本の間から彼女が出てきた
「どうも・・・」
「どうもって今勉強中なんだけど」
「図書館にいるってどういう風の吹き回し!」
「そのせいで明日は雪が降るかもよ?」
「静かにしてくれるここは図書館なんだぜ」
「で、何?」
「これ・・・」
彼女は小さな丸っこいものを手に乗せ差しだした
「なんだこれ」
「こんぺいとう」
「だから何」
「愛のこんぺいとう」
「はぁ」
「ピンクと青があってさ、
二色いっぺんに食べると愛が成就するの」
「だからどうしたの」
「ったくもう、鈍感」
「はぁ」
「あのさ・・・
それどころじゃないのよ
ピンクのこんぺいとうを落としちゃって・・・
一緒に探してくれる」
「今勉強中」
と言いかけた時
彼女は僕の腕をつかみぴったしと腕を組んだ
いい感触と思った瞬間に意識が飛んだ
気が付くと目の前のテーブルにピンクと青のこんぺいとうが
2つずつ小さな皿の上に並んでいた
「探してくれてありがとう」
「あなたが見つけてくれたのよ」そんあことより
何が何だか覚えていないが
時間の経過があったらしい
「ここは・・・」
周りを見渡すと落ち着いたトーンの金属っぽい家具が
きれいに配置されていた
「わたしのお部屋」
「はぁ?」
「そんなことより早くこんぺいとうを食べましょう」
なんて促せられるまま半分無意識に
ピンクのをカリッと噛んだ
「美味しい」思わず声がでた
「はい、次は青のこんぺいとうよ」
微笑みながら彼女は言った
口に含んで再びカリッと噛んだ
こちらも同じような味で美味しいかった
ごくんと飲み込んだとたんに
意識を失った
目を開けると図書館の机に突っ伏して寝ていた
顔をあげると彼女が笑って僕を見ていた
「こんぺいとうが」と思わず口にした
「何寝ぼけてんのよ」
「はい、お口直しに」
と得意そうに冷えたペットボトルの水を差しだした
前回の続き???
佐野元春の「シュガータイム」を聴いていたら
「こんぺいとう」が思い浮かんできました^^
で書いたわけで・・・



























