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鬼束ドーナツホール

中学生から高校にかけての私のドグマは「今感じていることを忘れて生きることは一番醜い」ということだったし、まんまと私はその時感じていたことを何も思い出せない。

まさしく忘れてはいけないと思っていたという記憶だけがあって、忘れたくないと思っていたものの中央にあったものは全く覚えていない。

救いがあると仮説してみるとすると、
「あのさぁ、あなたが思っているよりも世の中にはたくさんの層や切り口があるからさ」と不器用に言うくらいのものだし、それはあまりに説得力がない。
何せ私は何を忘れちゃいけなかったか思い出せないからだ。


もちろんキーワードは覚えている。ほんとに。
・太宰治 ・原口銃三 ・鬼束ちひろ ・清潔(と当時の私は言っていたけど)
私は当時忘れたくなかったから、とにかく毎日文章を書いて、これらの言葉を書き綴っていた。何なら書いていた文章すら覚えているのにもかかわらず、全く何にも思い出せない。
10代の頃の私に教えてほしい。そしてさらに、今の私が10代の私と意見交換したとして、彼女の感想を聞いてみたい。

試しにもう一つ仮説。控えめに言って生き地獄を生きていた彼女になんか言ってあげられることがあるかだけど、ないんだよなあ。助けようがないんだあの人のこと。

彼女はもう安穏と延長するより、大切な核を腐らすくらいならもう時間なんていらないって思ってたんだよね。それはわかってる、それがファッションとかかぶれみたいなものじゃなくて、文字通り命がけのヤバいやつだったのも覚えてる。

彼女を尊重するために、私、並行世界に彼女のこと、コールドスリープさせておいておいてあげなきゃって思っている。
あのね、あなたの思想や思いつめたことや、これなしであれないっている非常にキャパの狭かったメンタリティのことだけどね。実際私の理性で量るとそれってやっぱり情緒的な安定と対処能力の問題なんだよなって、理性では思うわけだけど、それだけで断ずるほど、想像力が欠如しているわけじゃないんだ。

私はあなたを取りすぎたからと言ってあなたよりたくさん物事を知っているなんて思っていないから安心してほしいな。私の密度とあなたの密度は同じだとおもっている。それはなんていうか1と2の間の数も1と100の間の数も同じく無限であるみたいな話だと私は心からそう思っている。だからあなたのことを成長のプロセスという乗り越えた物なんて思ってなくて、細胞が全く入れ替わってしまう前の、全く別の個体として、リスペクトして別の宇宙にずっと置いておいてあげる。

いやほんと、あなたと話してみたいよ。

※疲労感から鬼束ちひろの楽曲を口ずさんだら、ファーストアルバムの曲順とかし全部、歌い方まで全部脳と口が覚えていて驚いてこんなことを書いている。

#日記広場:音楽




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