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四月に聴く『Pulsation』



新年度。遅番なので午前はまるまる空き。
タバコ買うついでに安いイチゴを買い仏壇に供える。
さて何を聴こう。まずバドパウエル『I'll remember April』から。

高柳の『四月は残酷な月』を探したが見つからない。貸したままかな。
私だって21世紀人であり、動画くらい探せるのであるエッヘン。
おや、富樫=高柳デュオの『Pulsation』があるぞ。CDもLPも持ってない。

うーむ素晴らしい。四月に聴くのにピッタリである。
Inner Pulsation(内なる脈動)とOuter Pulsation(外に在る脈動)の二曲。
4月の植物を高速度撮影した映像があったら、これ聴きながら観たいくらい。

日本のジャズマンってジャズから『音楽』に向かう人が大半でございまして、
富樫は代表的な(かつ、私が苦手なタイプの)『音楽家』です。
いっぽう高柳昌行は、おそらく晩年まで『JAZZ』だった、稀有な人だと思う。

この盤は打楽器とギターのデュオとして、疑いなく名作だと感じます。
二人とも音楽の技術、知識、経験全ての最高峰を究めた伝説の偉人。
双方デュオ作を数々残しておりますが、もしかすると白眉かも。

富樫は何よりも音色の美しさを語るべきパーカッショニストでしょう。
タイコも金物も小物も、全て十全な状態に調律されセットされ、
富樫の精神に呼応して大気を膨張させ収縮させ、宇宙を生み出す。

数分遅れて始める高柳には言葉を失い聞き惚れるだけ。
ベイリー、ロウ、フリス、コナーズと聞き比べるのも一興。
全てギターで出してる音だといっても信じない人が多いだろう。

敢えて言えば、二人ともこの盤を自分の代表作には挙げないでしょう。
ベテラン同士の共演の記録に過ぎないと思っていたはず。
しかし1983年のライブ……時代を考えても凄い。

LPは再販され市場に出回ってますが、CDに向いてる音源だと思います。
でもCDは入手至難。お持ちならアタシが買います。
昨年末活動休止した山下洋輔が意図的に避けた道がここに在る、というのが私見。

#日記広場:音楽




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