灰色の夜明け
- カテゴリ:ココロとカラダ
- 2026/04/14 14:54:06
「明けない夜はない」
……ああ、その通りだ。
だが、明けたところで、昨日まで流れていた血が乾くだけだ。
新しい太陽は、新しい絶望の影を、より長く、より深く地面に刻みつける。
……ああ、その通りだ。
だが、明けたところで、昨日まで流れていた血が乾くだけだ。
新しい太陽は、新しい絶望の影を、より長く、より深く地面に刻みつける。
笑止千万。
飲み干したグラスの底には、溶け残った氷の欠片。
「一日の終わりは、新しい始まり」だと?
寝ぼけた寝言は、シーツの中で言っておけ。
俺たちにとっての明日は、昨日積み上げた罪の続きでしかない。
「一日の終わりは、新しい始まり」だと?
寝ぼけた寝言は、シーツの中で言っておけ。
俺たちにとっての明日は、昨日積み上げた罪の続きでしかない。
「早起きは三文の徳」
その三文で、いったい何枚の弾丸が買える?
早死にする奴ほど、朝の空気を吸いたがる。
俺は、この肺を汚し尽くした煙草の煙と、
夜の闇が連れ去り損ねた後悔を、もう一度飲み込むだけだ。
その三文で、いったい何枚の弾丸が買える?
早死にする奴ほど、朝の空気を吸いたがる。
俺は、この肺を汚し尽くした煙草の煙と、
夜の闇が連れ去り損ねた後悔を、もう一度飲み込むだけだ。
コートの襟を立て、路地裏へ足を踏み出す。
「終わり良ければすべて良し」
そんな格言を墓場まで持っていけた奴が、この街に一人でもいたか?
最後はみんな、言い訳を喉に詰まらせて、泥の中に沈んでいった。
「終わり良ければすべて良し」
そんな格言を墓場まで持っていけた奴が、この街に一人でもいたか?
最後はみんな、言い訳を喉に詰まらせて、泥の中に沈んでいった。
俺の夜が終わる。
格言という名の偽造紙幣で溢れた、喧騒の夜が。
格言という名の偽造紙幣で溢れた、喧騒の夜が。
あとに残るのは、静寂と、冷え切ったアスファルトの感触。
そして、誰にも届かない、俺だけの小さな溜息。
そして、誰にも届かない、俺だけの小さな溜息。
「……さて、仕事の時間だ」

























