汚れちまったロイヤルフラッシュ
- カテゴリ:日記
- 2026/04/19 12:32:06
街外れの、ネオンが半分死にかけた地下室。
ここは、人生を投げ出すには丁度いい
掃き溜めのようなカジノだ。
ここは、人生を投げ出すには丁度いい
掃き溜めのようなカジノだ。
回るルーレットの音は
死神が爪を研ぐ音に似ている。
「運命」なんて言葉を信じる奴から順に
身ぐるみ剥がされて、裏口から放り出される場所。
死神が爪を研ぐ音に似ている。
「運命」なんて言葉を信じる奴から順に
身ぐるみ剥がされて、裏口から放り出される場所。
俺は、回らないスロットの横で
琥珀色の液体を 転がしている。
勝とうなんて、さらさら思っちゃいない。
ただ、負けを確信するまでの時間を
金で買っているだけだ。
琥珀色の液体を 転がしている。
勝とうなんて、さらさら思っちゃいない。
ただ、負けを確信するまでの時間を
金で買っているだけだ。
「あんた、降りないのかい?」
ディーラーの女が、擦り切れたトランプを配りながら聞く。
彼女の目は、勝ち逃げを許さない 湿った色をしていた。
ディーラーの女が、擦り切れたトランプを配りながら聞く。
彼女の目は、勝ち逃げを許さない 湿った色をしていた。
俺の持ち札は、最悪だ。
だが、カードを捨てる気にはなれない。
真っ当な奴なら、ここで降りて損切りをするだろう。
だが、捻くれた俺の指先は
わざとチップを 山積みに押し出した。
だが、カードを捨てる気にはなれない。
真っ当な奴なら、ここで降りて損切りをするだろう。
だが、捻くれた俺の指先は
わざとチップを 山積みに押し出した。
「降りるには、夜がまだ若すぎる」
勝てば 虚しさが残り
負ければ 自由が手に入る。
どっちに転んでも 救いがないのが
俺にふさわしい ギャンブルの結末だ。
負ければ 自由が手に入る。
どっちに転んでも 救いがないのが
俺にふさわしい ギャンブルの結末だ。
ディーラーがカードを捲る。
結末を知る前の わずかな静寂の中で
俺は 過去の傷を そっとなぞった。
結末を知る前の わずかな静寂の中で
俺は 過去の傷を そっとなぞった。


























