Nicotto Town ニコッとタウン

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言葉の墓場に住む男

「素晴らしい格言をノートに書き留めるたび、
 お前の手から『実行』という名のカードが消えていく。
 名言集は、動けない臆病者のための聖書(バイブル)だ。」


「インクの味しかしない人生」

偉人の言葉を噛み締めて、
自分が強くなったと錯覚しているのか?
酒場で見つけた誰かの名台詞が、
あんたの空っぽな胃袋を満たしてくれるとでも?
手垢のついた「奇跡」や「希望」を、
大事そうに並べて眺めるその時間は、
死んだ魚の目を数える作業によく似ている。
「明日から変わる」と書かれた栞を、
何百回、その古びた本に挟んできた。
本を閉じれば、そこにあるのは、
一歩も動いていない、ただの冴えない男の影だ。
いいか、言葉は地図に過ぎない。
地図をいくら眺めても、目的地には着かない。
泥にまみれ、靴底を減らし、
自分の言葉で呪詛を吐く。
それができないなら、そのノートはただの燃料だ。
さあ、次はどのページをめくる?
その間に、人生という名の列車は、
あんたを置いて、とっくに発車しているがな。

#日記広場:ココロとカラダ




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