埠頭の不協和音(ディスコード)
- カテゴリ:日記
- 2026/05/01 23:52:33
霧が濡らす、錆びついたクレーン。
誰もいないコンテナの影、
午前二時の埠頭は、
モンクのピアノ(『'Round Midnight』)のように、
ひどく不機嫌で、愛おしい。
誰もいないコンテナの影、
午前二時の埠頭は、
モンクのピアノ(『'Round Midnight』)のように、
ひどく不機嫌で、愛おしい。
タバコに火を点ける。
マッチの炎が、波間に消える孤独を照らした。
あいつはもう来ない。
この苦いバーボンと、
跳ねるような、重たいリズムだけが、
俺のコートに張り付いている。
マッチの炎が、波間に消える孤独を照らした。
あいつはもう来ない。
この苦いバーボンと、
跳ねるような、重たいリズムだけが、
俺のコートに張り付いている。
不揃いな和音(コード)が、
街の裏側でくすぶる嘘を暴く。
埠頭の風は、冷たい。
けれど、このピアノの音色(ねいろ)だけは、
逃げ場所のない俺の背中を、
少しだけ優しく叩いた。
街の裏側でくすぶる嘘を暴く。
埠頭の風は、冷たい。
けれど、このピアノの音色(ねいろ)だけは、
逃げ場所のない俺の背中を、
少しだけ優しく叩いた。
待つのは慣れている。
モンクが最後のキーを叩き落とし、
静寂が訪れる、その瞬間まで。
ただ、静かに、
煙を吐き続けるだけさ。_
モンクが最後のキーを叩き落とし、
静寂が訪れる、その瞬間まで。
ただ、静かに、
煙を吐き続けるだけさ。_

























