陽炎の断片2
- カテゴリ:日記
- 2026/05/02 17:38:16
アスファルトが吐き出す陽炎の向こう
五月の光は、安物のニッケルみたいに白々しい
使い古したライターの火より
今の俺には、この湿った熱気の方がお似合いだ_
五月の光は、安物のニッケルみたいに白々しい
使い古したライターの火より
今の俺には、この湿った熱気の方がお似合いだ_
街は初夏を祝う準備に浮き立っているが
路地裏の影だけは、冬の重みを引きずったまま
の指先が_
ポケットの中で、意味もなく季節を数える
路地裏の影だけは、冬の重みを引きずったまま
の指先が_
ポケットの中で、意味もなく季節を数える
追いかけた真実なんて、しょせんは陽炎だ
近づけば消え、振り返ればそこにいない
喉を焼くバーボンの苦みと
誰かが残した安香水の残り香
それが、この五月に俺が手に入れたすべて
近づけば消え、振り返ればそこにいない
喉を焼くバーボンの苦みと
誰かが残した安香水の残り香
それが、この五月に俺が手に入れたすべて
風が吹けば、揺らめく景色が一度だけ静止する
引き金を引くような静寂の中で
俺は、自分自身の影を撃ち抜いた_
引き金を引くような静寂の中で
俺は、自分自身の影を撃ち抜いた_
五月陽炎_
明日には、この街の記憶も
熱に浮かされた夢のように、乾いて消えるだろう
明日には、この街の記憶も
熱に浮かされた夢のように、乾いて消えるだろう

























