Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



切り売りの代償

自分の傷口を綺麗にラッピングして
お前は今日も、夜の街角に店を開く
「見てくれ、こんなに血が流れている」
憐れみを乞うその声は、ひどく安っぽい
不幸の安売り。それがお前の商売か
他人の同情という小銭を稼ぎ
一瞬の注目という、麻薬に溺れる
だがその傷は、お前が自分で突いたものだ
本物の絶望を知る者は、傷を隠す
それさえも、生きるための弾丸にするからだ
お前のように見せびらかし
値札をつけて、誰かに買わせようとはしない
雨に洗われたコンクリートの上
お前の並べた「偽物の悲劇」が濡れている
誰も足を止めず、通り過ぎるだけだ
安物のショーなど、この街には溢れている
いつまでその憐れなピエロを続ける?
売るものがなくなった時
お前の手元には、何が残るというのだ
同情をねだるその手をポケットに突っ込み
いい加減、自分の足で立て
冷たい風が、お前の薄っぺらな看板を
夜の闇へと、吹き飛ばしていく前に

#日記広場:ココロとカラダ




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