Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



終末のスクラップブック

夜の雨は、街の汚れを洗い流しちゃくれない。
ただ、隠されていた泥を ヌルリと浮き上がらせるだけだ。
またニュース(三面記事)が 誰かの破滅を報じている。
凄惨な事故、泥沼の愛憎、あるいは 哀れな死体。
ネットの闇に潜む『正義の味方』どもにとっては、
明日の朝飯を美味くするための、極上のソース(ネタ)さ。
安全な画面の裏側で、奴らは大上段から道徳を語る。
顔を隠した阿呆どもを煽り立て、他人の地獄を叩き売り、
チャリンと鳴る電子のコインを、汚れた指で数えている。
滑稽なもんだよ。その地獄の承認要求
奴らは自分が、高潔な裁判官にでもなったつもりでいる。
だが、俺の目には 剥製(はくせい)にたかる蠅と 何も変わらない。
他人の返り血で 懐を温めるな。
お前たちの安物の正義に、命の重さなんて 1ミリも乗っちゃいない。
煙草の煙が、ゆっくりと天井の闇に溶けていく。
もう、その醜い仮面は 剥がれ落ちているぜ。
他人の地獄を貪り食う、言葉を喋るだけのゴミ。
そんな奴らが消えたところで、この街の夜は 1秒も狂いやしない。
お前が死んでも、誰も記事(ネタ)にすらしないさ。
ただ、静かに、ゴミ箱の蓋が閉まるだけだ。

#日記広場:ココロとカラダ




Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.