Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



五月の窓に寄せて


五月のあつい太陽が 青葉を灼き
白い舗道を まぶしく照らしだす
けれどぼくの部屋の 小さな窓には
冷たい孤独の影だけが 落ちている
あの日 君と見た夢の破片のように
光の束が ガラスの器にみちてゆく
そよ風をクリームに仕立てる その前に
ぼくの指先は かすかに震えている
つよすぎる光は 哀しみを連れてきて
遠い君の面影を ひそかに奪う
青く透きとおる この季節のなかで
ぼくは静かに 最後の風を待っている_

#日記広場:小説/詩




Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.