かすかなる光のうた
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/05/18 21:28:23
五月の太陽は、あまりにまぶしくて
あつく、あつく、白い舗道を灼いてゆく
けれど、ぼくの指先はなぜだろう
冷たいガラスのように、ずっと凍えている
あつく、あつく、白い舗道を灼いてゆく
けれど、ぼくの指先はなぜだろう
冷たいガラスのように、ずっと凍えている
青葉のすきまから零れるひかり
それは、かつて君と見た夢の破片
あまりに鮮やかな、この季節のなかに
ぼくはもう、君の影を見つけられない
それは、かつて君と見た夢の破片
あまりに鮮やかな、この季節のなかに
ぼくはもう、君の影を見つけられない
「五月の風をクリームにして――」
そう呟いた、あの日の遠い声が
耳の奥で、かすかに、かすかに揺れている
もしもその、冷たいクリームを口にふくめば
この胸のなかの渇きは、癒えるのだろうか
耳の奥で、かすかに、かすかに揺れている
もしもその、冷たいクリームを口にふくめば
この胸のなかの渇きは、癒えるのだろうか
つよすぎる光は、ときに哀しい
影をあまりに濃く、地面に刻みつけてしまうから
ぼくは自分の影のなかに、そっとうずくまり
来ることのない、次の季節を待っている
影をあまりに濃く、地面に刻みつけてしまうから
ぼくは自分の影のなかに、そっとうずくまり
来ることのない、次の季節を待っている
ねえ、このあつい日差しが
すべてを連れ去ってゆくまえに
もういちどだけ、ぼくの窓を叩いておくれ
五月の風が、ただ、青く、透きとおってゆく_
すべてを連れ去ってゆくまえに
もういちどだけ、ぼくの窓を叩いておくれ
五月の風が、ただ、青く、透きとおってゆく_
























