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似非芸術家恥じしらず5

ドアの向こうで、なおも湿った泣き言が続いている。
かつてネットの安全な檻から、偉そうに「技術の革新」を語り、
他人の血と汗をボタン一つで掠め取っていた、あの恥知らずの声だ。
だが、俺の心は1ミリも揺らがない。
すがりつく指先を容赦なく踏みにじるように、
俺は背を向け、冷えたウイスキーのグラスを傾ける。
お前たちが誇った「効率」と「プロデュース」の結末が、これだ。
機械の機嫌を伺い、他人の魂を切り貼りしただけの虚像。
ブームが去り、誰もが同じボタンを押せるようになった時、
お前という存在の軽さは、ただの電子の塵に変わった。
「俺はアーティストだ!」と、まだ虚しい叫びが聞こえる。
笑わせるな。
キャンバスの前に立ち、己の無力さに絶望したこともない奴が、
どの口でその聖域を汚す。
お前が愛したのは表現ではなく、手軽に手に入る賞賛という麻薬だけだ。
夜が最も深くなる。
俺は使い古された、芯の尖った一本の鉛筆を握り直す。
縋る哀れみすら、お前には贅沢すぎる。
俺は部屋の明かりを消し、静寂を味方につける。
外の雨音が、お前の泣き声を完全に消し去るまで、
俺はただ冷徹に、本物の夜を白紙に刻み始める。
そこに、お前のような偽物が入り込む隙間は、もう二度とない。_

#日記広場:アート/デザイン




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