『閉ざされた街』50周年記念
- カテゴリ:音楽
- 2026/07/15 11:41:57
マイルス/コルトレーン生誕100周年? ビートルズ/トレーン来日から60年?
どうでもイイ。1976年7月、カルメンマキ&OZ『閉ざされた街』発表から半世紀!
マイルスもビートルズもトレーンも好きだけど、マキ様は我が生涯の女神です。
日本女性ロックヴォーカルの頂点というだけではございませぬ。
元々寺山修司門下、凡百の歌唄いと一線を画した精神性と矜持。
凄い連中がマキ様に惹かれ集まり商売損得度外視で音楽演る。そういう方です。
『閉ざされた街』は欧州プログレの影響を受けたコンセプト/トータルアルバム。
殆どの歌詞を加治木剛が手掛けてます。え、ご存じないですか?
ダディ竹千代と東京おとぼけCATSの竹千代です。繋がらないですよね。
通して聴いて確信しちゃうんですが、ここで提示された世界観というのは、
永遠のマイノリティ/反体制としてのロックというものの理想形のひとつです。
シュールレアリスティックだけど、むしろダダ的なアナキズムに近いと感じる。
マキ様のヴォイスは勿論、ギター春日博文、ベース川上茂幸も創造性全開。
サバスっぽい? 後期クリムゾンに似てる? 評価は各々ご自由に。
途轍もなく重たい普遍的メッセージに負けない入魂の演奏とアレンジです。
当時聴いて思ったのは、自分が爺になった時、このアルバムのメッセージが、
時代遅れとなる素晴らしい世の中は訪れているだろうか?ということでした。
もちろん哀しいことに(幾許かの安堵もあるが)そうはなっていない。
諸々の不快な報道映像でも眺めながら、このアルバムを聴いてくださいな。
半世紀前と変わらず、むしろ悪化した世界と対峙し絶望する中で、
それでも個として生きようという確信と決意を聴きとって頂けたら幸いです。
マキ様は明後日17日、横浜の小さなハコにご降臨あそばします。
それ以降も予定はビッシリ。七十五歳でいらっしゃるのも驚きですが、
半世紀以上揺らがぬメッセージを発信し続けてるのが最大の驚きです。


























