ある日、白浜の海にて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/28 21:58:49
夢見たものは ひとつのやさしいあかるい海
雲はちぎれて 空の果てまでながれ
濡れた砂の上には 小さな海鳥が
いつのまにか ひとりでたたずんでゐる
雲はちぎれて 空の果てまでながれ
濡れた砂の上には 小さな海鳥が
いつのまにか ひとりでたたずんでゐる
ひるすぎの風は まつすぐに海をわたり
波の音は やがてかなしい調べにかはる
海鳥よ おまへはなにを待つといふのか
もうすぐ日が暮れるのに まだ飛ばないのか
波の音は やがてかなしい調べにかはる
海鳥よ おまへはなにを待つといふのか
もうすぐ日が暮れるのに まだ飛ばないのか
あたりいちめん 夕日はかがやきながら
空と海とを 燃えるやうな茜色に染める
私の胸のなかの 静かな風景のやうに
空と海とを 燃えるやうな茜色に染める
私の胸のなかの 静かな風景のやうに
海鳥はふと羽をひろげ 光の中へ消えた
おまへのやうに 私もここを去らなければならない
風のなかに なにかしら美しい約束を残して
おまへのやうに 私もここを去らなければならない
風のなかに なにかしら美しい約束を残して



























