ともしびの消えたのちに
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/28 22:01:07
おまへはもう 遠い星の国へ行つてしまつた
あんなにやさしかつた 声も微笑みも
今はもう どこを探しても見つかりはしない
ただ つめたい風が窓を叩くだけ
あんなにやさしかつた 声も微笑みも
今はもう どこを探しても見つかりはしない
ただ つめたい風が窓を叩くだけ
だれもゐない部屋で 私はひとつの灯をともし
おまへの愛した ふるい歌を思い出してゐる
けれど音楽は すぐに涙のなかに沈み
暗い夜の底へ しづかに消え去つてゆく
おまへの愛した ふるい歌を思い出してゐる
けれど音楽は すぐに涙のなかに沈み
暗い夜の底へ しづかに消え去つてゆく
もう二度と逢へないことを 私は知つてゐる
それなのに なぜ心はまだおまへを呼ぶのか
寂しさは 雪のやうに降り積もるばかり
それなのに なぜ心はまだおまへを呼ぶのか
寂しさは 雪のやうに降り積もるばかり
夜が明ければ また白々とした光がくるだらう
おまへのゐない世界を 私は生きなければならない
破れた夢の そのかけらを抱きしめながら
おまへのゐない世界を 私は生きなければならない
破れた夢の そのかけらを抱きしめながら



























