真夏の風によせて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/03 20:20:49
あおい林のすきまから
光のつぶが こぼれてゐた
真夏の風は あかるい歌をうたひながら
僕のほほを かすめて過ぎる
光のつぶが こぼれてゐた
真夏の風は あかるい歌をうたひながら
僕のほほを かすめて過ぎる
おまへはどこから来たのだつたか
あのまぶしい雲の峰のむかうからか
それとも 僕が忘れてしまつた
遠い日の約束の場所からか
あのまぶしい雲の峰のむかうからか
それとも 僕が忘れてしまつた
遠い日の約束の場所からか
風よ 僕の髪をほしいままに揺らし
乾いたひまはりの葉を鳴らすがいい
ひとときの涼しさを 僕にのこして
乾いたひまはりの葉を鳴らすがいい
ひとときの涼しさを 僕にのこして
やがて光の消えゆく 夕まぐれには
あのなつかしい人の ささやきとなって
僕のねむりのなかに かへっておくれ
あのなつかしい人の ささやきとなって
僕のねむりのなかに かへっておくれ

























