送り火について①
- カテゴリ:日記
- 2026/08/05 21:31:28
送り火のやり方と時間帯|お盆の意味・迎え火との違いも分かる。
お盆の終わりに焚く「送り火」は、迎え入れたご先祖様の霊を見送るための大切な行事です。一方で「いつやるの?」「マンションだとできないけど大丈夫?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、送り火の意味や2026年の日程、時間帯、やり方、そして火を焚けない場合の代用方法まで、まとめてご紹介します。今年のお盆をていねいに過ごすためのヒントとして役立ててください。
送り火はご先祖様の霊を見送る行事。2026年は8月16日(日)の夕方が一般的なタイミングです。マンションでも盆提灯などで代用できます。
▼送り火とは?お盆にご先祖様を見送る大切な行事
送り火は、お盆の期間にこの世へ戻ってきたご先祖様の霊を、あの世へとお送りするために焚く火のことです。お盆の入りに焚く「迎え火」と対になっており、ふたつでひとつの行事として受け継がれてきました。
*送り火の意味と由来
送り火には、ご先祖様の霊が迷わずあの世へ帰れるよう、道しるべとなる灯りをともすという意味があります。お盆の数日間、家でゆっくり過ごしてもらったご先祖様を、感謝の気持ちとともに見送る儀式です。
古くは家の門口や玄関先で「おがら」と呼ばれる麻の茎を焚いていました。麻には邪気を払う力があるとされ、清らかな火でご先祖様を送り出す習わしが各地に残っています。
迎え火と送り火の違い
・迎え火:お盆の初日(盆入り)に焚く、ご先祖様を「お迎えする」火
・送り火:お盆の最終日(盆明け)に焚く、ご先祖様を「お見送りする」火
・どちらも夕方〜日没前後に焚くのが一般的
▼送り火はいつ行う?2026年の日程と時間帯
送り火を行う日は、お住まいの地域が「7月盆」か「8月盆」かによって変わります。全国的には8月13〜16日の8月盆が主流ですが、東京の一部や函館などでは7月盆も多く見られます。
*8月盆の送り火:2026年は8月16日(日)
多くの地域で行われる8月盆では、8月13日に迎え火を焚き、8月16日に送り火を焚きます。2026年は8月16日が日曜日にあたり、ちょうどお盆休みの最終日と重なる方も多いでしょう。
家族そろってお見送りできる絶好のタイミングです。スケジュールに余裕があれば、夕方の時間を空けておくと安心です。
*7月盆の送り火:2026年は7月16日(木)
東京の都心部や一部地域では、新暦に合わせて7月にお盆を行います。この場合、迎え火は7月13日、送り火は7月16日です。2026年の7月16日は木曜日ですので、平日の夕方に行うことになります。
地域によっては旧暦の7月15日前後に行うところもあり、暦のとらえ方には幅があります。ご家族やご親戚の慣習に合わせるのが安心です。
*何時にやる?17〜19時が一般的
送り火を焚く時間に厳密な決まりはありません。ただし「ご先祖様が暗くなってからゆっくり帰れるように」という意味合いから、夕方の薄暗くなる頃が選ばれることが多いです。
具体的には17時〜19時頃に焚く家庭が一般的です。お住まいの地域や季節によって日の入り時刻が変わるため、空が暮れはじめる頃を目安にすると自然です。
どうしても夕方に時間が取れない場合は、午前中や早めの時間に行ってもかまいません。形式よりも、ご先祖様を見送る気持ちが大切です。
▼送り火のやり方|準備物と手順
送り火は、特別な道具がなくても家庭でシンプルに行えます。基本となる準備物と手順を押さえておきましょう。火を扱うので、安全面への配慮も忘れずに進めるのがポイントです。
必要なもの(焙烙・おがら・盆提灯)
伝統的な送り火に使う道具は次の3つです。すべて仏具店やホームセンター、お盆の時期にはスーパーでも手に入ります。
・焙烙(ほうろく):素焼きの平たいお皿。おがらを乗せて焚く受け皿になります
・おがら:麻の皮をはいだあとの茎。乾燥していてよく燃え、煙も少なめです
・盆提灯:玄関や仏壇まわりに灯すあかり。送り火の補助としても使えます
焙烙がない場合は、耐熱の小皿やアルミ皿で代用しても問題ありません。大きな炎にする必要はなく、小さく静かに焚くのが現代の住宅事情には合っています。
手順をステップで解説
STEP1
玄関先や門口に焙烙を置く
火の粉が飛んでも安全な場所を選びます。コンクリートや土の上が理想で、燃えやすい物の近くは避けましょう。
STEP2
おがらを短く折って焙烙に乗せる
長いまま焚くと火が大きくなりすぎるため、10cm前後に折って少量ずつ重ねます。バケツ一杯の水を近くに用意しておくと安心です。
STEP3
おがらに火をつける
マッチやライターで端からそっと火をつけます。家族で手を合わせ、ご先祖様への感謝を込めて見送りましょう。
STEP4
火が消えるまで見守る
おがらが燃え尽きるまで、その場から離れずに見守ります。途中で風が強くなった場合は、無理せず水で消火しても構いません。
STEP5
灰を冷ましてから片付ける
火が完全に消えたら、灰が冷めるのを待ちます。十分に冷めてから新聞紙などに包み、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。
火の後始末と注意点
送り火で最も気をつけたいのは火の管理です。短時間で終わる行事だからこそ、油断せず最後まで火元から離れないようにしましょう。
・必ず大人が立ち会い、子どもだけで焚かない
・強風・乾燥注意報の日は無理に屋外で焚かない
・消火用の水やバケツを必ず手元に置く
・燃え残りや灰は完全に冷めてから処分する
地域によっては条例で屋外での焚き火が制限されている場合があります。事前にお住まいの自治体のルールを確認しておくと安心です。

























