処暑2026⑬
- カテゴリ:日記
- 2026/08/18 04:33:14
*まとめ
・2026年の処暑は8月23日(日)11時19分(太陽黄経150度/国立天文台 暦要項)
・処の字は「とどまる・おさまる」。暑さが止まる頃という意味
・期間として言う場合は8月23日から9月6日まで(白露の前日まで)
・暑さが続くのは暦のずれではない。節気は太陽の位置で決まり、気候より半月ほど先を行く
・同じ8月23日は己巳の日。系統の違う2つの暦がたまたま並んだ日で、規則性はない
・使い方は片づけと財の見直しをまとめるのが自然。財布、お盆の出費、固定費を1件
・処暑のあとは9月1日の二百十日。台風への備えを確認する日として使える
暦の節目には、それ自体に力があるわけではありません。やろうと思っていたことに日付をつける、という働きがあるだけです。そして、たいていの用事はその一点で片づきます。
* よくある質問(FAQ)
Q. 2026年の処暑はいつですか?
2026年の処暑は8月23日(日)です。国立天文台の暦要項によると、太陽黄経が150度に達する時刻は同日11時19分(中央標準時)です。二十四節気は太陽の位置で決まるため、年によって日付が1日前後します。なお、節気は瞬間を指す言い方と、次の節気までの期間を指す言い方の両方があり、期間として言う場合の処暑は8月23日から白露の前日である9月6日までにあたります。
Q. 処暑とはどういう意味ですか?
処暑の処には、とどまる、おさまるという意味があります。つまり暑さがようやく止まる頃、という意味の節気です。二十四節気では立秋の次、白露の前にあたり、夏から秋へ移る三つ目の区切りになります。実際の気温はまだ高い日が続きますが、朝晩の空気が変わりはじめ、日の入りが目に見えて早くなる時期です。暦は現実の気温より半月ほど先を行くため、体感とのずれは織り込み済みだと考えてください。
Q. 処暑にやるといいことはありますか?
夏に使ったものを片づけ、秋に向けて整える作業が処暑にはよく合います。具体的には、扇風機やすだれの手入れ、夏物の衣類の整理、夏のあいだ後回しにしていた書類やデータの片づけです。また処暑は台風が多くなる時期にもあたるため、防災用品や備蓄の確認をこの日に固定しておくと、毎年忘れずに点検できます。特別な儀式が決まっている節気ではないので、区切りとして使うのが実際的です。
Q. 2026年8月23日は処暑と己巳の日が重なるそうですが、どういうことですか?
暦の系統が異なる二つの区切りが、たまたま同じ日に並んでいるということです。処暑は太陽の位置で決まる二十四節気で、己巳の日は十干十二支の組み合わせで決まる60日周期の日です。それぞれ別の数え方をしているため、重なるかどうかに規則性はありません。己巳の日は弁財天と縁が深いとされ、金運や財に関することを始める日として扱われます。処暑の整理整頓と、己巳の日の金運という性格は相性がよいので、財布や家計の見直しをこの日にまとめる使い方ができます。
Q. 処暑と立秋・白露はどう違いますか?
三つとも秋へ向かう節気ですが、指している段階が違います。2026年では立秋が8月7日20時43分、処暑が8月23日11時19分、白露が9月7日23時41分です。立秋は暦の上で秋が始まる日、処暑は暑さがおさまる頃、白露は草に露が結ぶほど冷えてくる頃を表します。立秋から白露までのおよそ一か月が、夏から秋へ移り変わる期間にあたります。
Q. 処暑のあとの暦の予定を教えてください。
2026年の場合、処暑(8月23日)のあとは、一粒万倍日の8月25日と8月30日、雑節の二百十日が9月1日、二十四節気の白露が9月7日23時41分、秋の彼岸の入りが9月20日、秋分が9月23日9時05分と続きます。二百十日は立春から数えて210日目にあたり、台風への警戒を促す日として暦に残されてきました。処暑から二百十日までの流れは、そのまま台風シーズンへの備えの流れとしても読めます。
Q. 処暑は暑さが終わる日ということですか?
その日を境に涼しくなるという意味ではありません。二十四節気は太陽の位置で機械的に決まるもので、気温の実測に合わせて動かしているわけではないからです。近年は処暑を過ぎても猛暑日が続くことが珍しくありません。処暑は、暑さがおさまる方向へ向かいはじめる目盛りだと受け取るのが正確です。実際、日の入り時刻はこの時期に目に見えて早くなり、季節が動いていることは確かめられます。
〈処暑2026⑧〉
神社と二十四節気|処暑(8月23日~9月6日頃)
▼ 処暑|暑さがやわらぎ始めるころ
処暑(しょしょ)は、暑さがようやくやわらぎ始めるころを意味する節気です。毎年8月23日ごろにあたります。
日中にはまだ夏の名残が感じられるものの、朝夕の風には少しずつ涼しさが混じり始めます。空は高く澄み、野には萩(はぎ)の花が咲き始めるなど、季節は静かに秋へと歩みを進めていきます。
*秋の七草と萩の花
処暑のころに咲き始める萩は、現存最古の歌集といわれる『万葉集』に最も多く登場する花です。また、「秋の七草」のひとつとして古くから親しまれてきました。
秋の七草は、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌にも登場します。
「萩の花 尾花(おはな) 葛花 なでしこの花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふじばかま) 朝顔の花」
ここでいう「尾花」はすすき、「朝顔」は桔梗(ききょう)を指すとされています。
春の七草のように食べる文化ではなく、花や風情を楽しむところに、秋らしい趣があります。神社や庭園で風に揺れる萩の姿には、にぎやかな夏とは異なる静かな美しさが感じられます。
*夏の終わりを彩る花火
そうした夏から秋への移ろいの中で、各地では夏を締めくくる行事も行われます。
秋田県大仙市で8月の終わりに行われる全国花火競技大会「大曲の花火」は、日本を代表する花火大会のひとつです。1910年(明治43年)に始まった歴史ある大会で、全国から選び抜かれた花火師たちが技を競い合います。
大会は「昼花火の部」と「夜花火の部」に分かれており、昼花火の部では、色煙などを用いて表現を競います。この昼花火の競技大会が行われるのは、日本でもここだけとされています。
一方、夜花火の部では、夜空いっぱいに広がる花火の光によって、夏の華やかさが競われます。涼しさを帯び始めた夜風の中で見上げる花火には、盛夏のころとはまた違った趣が感じられます。
花火のにぎわいが過ぎるころ、季節はさらに秋へと歩みを進めていきます。
9月1日ごろには「二百十日(にひゃくとおか)」を迎えます。立春から数えて210日目にあたり、古くから台風が訪れやすい時季として知られてきました。
農作物を風雨から守り、実りの季節を無事に迎えられるよう願う「風祭り」が各地で行われるのもこのころです。
富山県八尾(やつお)地区の「おわら風の盆」は、江戸時代から続く行事で、風害を鎮め、豊作を願う祈りが込められているといわれます。編み笠をかぶった踊り手たちが、胡弓(こきゅう)の音色に合わせて静かに踊る姿には、秋の訪れを告げるようなしっとりとした風情があります。
*次の節気へ
処暑を過ぎると、季節は「白露(はくろ)」へと向かいます。朝露が草花に宿り、空気の澄みわたる中で、秋の気配はいっそう深まっていきます。



























